2023年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは11位でレースを終えた。

■バルテリ・ボッタス（アルファロメオF1チーム・ステーク）
決勝＝11位（58周／58周）

　カオスとしか表現のしようがないレースの末に、周（冠宇）とチームが2ポイントを獲れたのは、僕にとってもうれしいことだ。

　僕自身のレースは単独で走っている時間が長くて、終盤に向けて急激に動き始めるまでは、あまりアクションもなかった。スタートではリスクを取ってギャンブルをしようと考え、1周目の終わりにピットに入ってハードタイヤに交換した。そのタイヤでレースを最後まで走りきるつもりだったんだ。ところが赤旗になったために、そのアドバンテージをまったく活かせなかった。そして、次にセーフティカーが出動した時に、今度はソフトに履き替えたのだが、またしても赤旗が出されて僕の戦略は台無しになった。

　最初からずっとペースがつかめず、厳しい週末だったけど、次のレースまでの時間を利用して、どうして遅かったのかをしっかり調べるつもりだ。実際、バクーまでに少しギャップがあるのはありがたい。クルマを根本から見直して、競争力を取り戻すために時間を使えるからだ。