結果は期待通りではないと認めるフェラーリF1代表。ルクレールのモチベーションに「疑問はない」と懸念を一蹴
フェラーリF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2023年シーズンのスタートが振るわない状況だが、ドライバーたちのモチベーションについて、特にシャルル・ルクレールは問題ないと述べている。
バーレーンGPでの信頼性の問題と、オーストラリアGPでのスタート時の接触によって、ルクレールはドライバーズ選手権で主だったライバルたちから離されており、これまでに獲得したポイントはサウジアラビアGPでの6ポイントだけだ。
現在のルクレールの状況は、昨年とはまったく対照的だ。昨年はシーズン開幕からの3戦のうち2戦で優勝し、確固たるチャンピオンシップのリーダーだった。しかし、今年に入ってからの成績が芳しくないものの、5度のグランプリ優勝経験者であるルクレールは、モチベーションを保っているとバスールは語った。
「シャルルのモチベーションについて私は何の疑問も持っていない」とバスールは先週行われたメディアとの電話インタビューで語った。
「シーズンスタートがまったく理想的でないことは確かだ。バーレーンではDNF、ジェッダではペナルティ、そしてメルボルンではDNFだ。これはまったくの想定外だった。しかしモチベーションは今もある」
「私がシャルルと良好な関係を築いていることは知られているだろう。この関係は気分に影響されない」
「しかし、レースが終わって30秒後にテレビの取材エリアでシャルルやカルロス(・サインツ)や他のドライバーをつかまえたら、彼らはハッピーではないだろうね」
「それに彼らがこの状況にリラックスしていたり喜んでいたりしていたら、私の方が非常に不満を抱くだろう。私にとって最も重要なことは、全員のモチベーションを維持し、同じ方向へプッシュすることだ。そうすれば彼らはチームをサポートしてくれる。カルロスは先週シミュレーター作業を行い、シャルルは今週に行う」
「モチベーションは問題ですらない。もちろん結果は期待通りではい。だがそれは我々全員がわかっていることだ」
昨年末にチーム代表だったマッティア・ビノットが退任し、2023年は不調に見舞われているフェラーリでは士気が低下しているといううわさがあるが、バスールはマラネロの雰囲気は前向きなものだと主張した。
「チームの雰囲気は、我々が出した結果のレベルからは考えられないほど素晴らしいものだ。誰もが深く集中し、非常に意欲に満ちていると思う。ドライバーたちは我々にとても協力的で、チームの雰囲気は非常に良い」
「もし質問がジョン(・エルカーン/フェラーリ会長)やベネデット(・ビーニャ/フェラーリCEO)との関係についてのことだったら、私を信用してほしいが、これもまた非常に良好だ」
「確かに我々は期待している結果を出していないが、この状況を改善するために一丸となっているのだ」
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです