アルピーヌF1、スプリント方式でのアゼルバイジャンGPに向け、多数のスペアパーツを用意
アルピーヌF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは、第3戦オーストラリアGPの後に3週間レースがないことを最大限に活用するとして、第4戦アゼルバイジャンGPに向けて、スペアパーツを多めに蓄えることができると語った。
オーストラリア決勝では、終盤のリスタートの際には複数のアクシデントが発生した。そのひとつはアルピーヌの同士討ちで、ピエール・ガスリーとエステバン・オコンが衝突してリタイア、2台のマシンが大きな損傷を負った。そのため、アルピーヌは、次戦に向けて膨大な作業に取り組まなければならない。
エンストンの拠点では、アゼルバイジャンGPに向けて、準備が進行中だ。舞台となるバクー・シティ・サーキットは、ミスが許されない市街地コースであり、そのうえ、今年は、シーズン初となるスプリント形式で実施されるため、マシンがダメージを負うリスクが倍増するとみられる。
そういう状況のなかで、次戦までに比較的長いインターバルがあることは助けになると、サフナウアーは言う。オーストラリア後の4月14~16日に予定されていた中国GPが中止になったことで、チームは貴重な中休みを取ることができ、その間にバクーやその先のグランプリに向けての準備に当てる時間も増えた。
「元々は予定されていなかったインターバルだが、マシンのパーツやスペアを十分に用意するうえでも、開発を持ち込むタイミングという面でも、歓迎すべき期間になった」とサフナウアーはオーストラリアで説明した。
「パーツを十分に作って、さらにハードにプッシュできることを確実にするには多大な努力が必要なので、これは間違いなく助けになる」
「また、休みがあることで、シミュレーションツールで見つけたさらなるアップグレードを計画することができる。これだけの合間ができることを知っていれば少し違った計画を立てることもできたが、それでも確実に役に立つ」
サフナウアーは、リスクが高いアゼルバイジャンGPをスプリントフォーマットで行うことで、より多くの準備が必要であると認めた。
「より多くの危険がある。ストリートレースでウォールが非常に近いところにあるからだ」とサフナウアーは話す。
「繰り返しになるが、この3週間のインターバルがあってよかった。バクーでのスプリントレースと決勝レース、両方に向けたスペアを用意することができる」
「すべてがうまくいき、マイアミでは問題に煩わされないことを願っているよ」
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