接触に憤るフェルスタッペンがラッセルに抗議「マシンに穴が開いた。フェアじゃない」スチュワードにも不満/F1第4戦
2023年F1アゼルバイジャンGPの土曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスプリントで3番手を獲得した。スプリント・シュートアウトでは3番手、同位置からスプリントをスタートした。
スプリントでは1周目に、4番グリッドスタートのジョージ・ラッセル(メルセデス)とホイール・トゥ・ホイールのバトルになり、ターン2で接触が起きた後、フェルスタッペンはターン3でウォールの方へと押しやられ、4番手にポジションを落とした。その後、セーフティカー後のリスタートでフェルスタッペンはラッセルをパスし、6周目に3番手に復帰した。
2番手を走るシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追うフェルスタッペンだったが、マシンにダメージがあったことがパフォーマンスに影響したということで、3番手のままフィニッシュした。
スプリント直後のパルクフェルメで、フェルスタッペンは大きな穴があいたサイドポッドを見つめ、通りかかったラッセルに対し、怒りを露にした。「わざとしたわけじゃない。グリップがなかったんだ。ロックアップしてしまって」と言うラッセルに対し、フェルスタッペンは「グリップがなかったのは皆同じだ。だからそれぞれが少しスペースを残すべきなんだ」と強い口調で抗議した。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント・シュートアウト=3番手(SQ1=2番手1分43秒288:ミディアムタイヤ/SQ2=1番手1分42秒417:ミディアムタイヤ/SQ3=3番手1分41秒987:ソフトタイヤ)
スプリント=3番手(3番グリッド/タイヤ:ミディアム)
1周目には少し混乱があり、マシンにダメージを負ったことで、残りの周回で前に出るのが難しくなった。全体的に見て、3番手というのは悪くない結果だし、ダメージの管理をうまくやれたと思う。このダメージが今日のレースにどの程度影響したかは、データを調べて確認する必要があるが、マシンに穴が開いた状態で走るというのは決して理想的なことではない。
明日のことに目を向けると、僕たちのマシンがレースで強いということは、今日のチェコ(セルジオ・ペレス)のパフォーマンスを見れば分かると思う。明日一番重要なのは、トラブルに巻き込まれないことだ。明日は優勝を狙えると思うよ。
(自身の公式サイトにおいて、「ラッセルと話して問題は解決したか」と聞かれ)いや、解決なんかしてないね。なぜ1周目にあんなにリスクを冒さなければならないのか、僕には理解できない。彼は曲がりきれずに僕のサイドポッドに突っ込んできて、マシンに穴を開けた。あの段階では誰もがタイヤが冷えていて、ロックアップしやすい状態だった。彼の説明は意味をなさないよ。
スタートが良くなくて、僕はアウト側に行った。イン側にいる人間は、誰かがアウト側にいる場合にはもっと気を付ける必要がある。ストリートサーキットならなおさらだ。僕の方は彼に十分なスペースを与えたと思う。でもターン2で彼は僕の方にプッシュしてきた。それで僕は勢いを失って、彼にポジションを奪われたんだ。あれはフェアじゃないよ。
僕のマシンにダメージがあったというのに、スチュワードが調査すらしないというのは、異例のことだよね。
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