メルセデスF1代表、ルクレールは「長期にわたって注視すべきドライバー」と認めるも短期的な関心はないと主張
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、シャルル・ルクレールのことをメルセデスが長期的に注視しなければならないドライバーだと認めているが、彼について短期的な関心は持っていないと否定した。
先週末のF1第4戦アゼルバイジャンGPに先立ち、イタリアのメディアが報じたところによると、メルセデスがルクレールに声をかけており、ルイス・ハミルトンの後任の第一候補とみなしていることは「公然の秘密」だという。7度の世界チャンピオンであるハミルトンは、メルセデスとの最新にしておそらく最後となる契約にまだ合意していないことから、彼の将来について憶測が飛び交っている。
しかしながら、メルセデスとハミルトン双方は協業を継続する意志を示しており、ルクレールは2024年末まではフェラーリにいるはずだ。バクーでウォルフは、メルセデスとルクレールを取り巻くうわさと、二者の交渉の可能性について語った。
「私が彼と話したのは、メルボルンで飛行機に搭乗するためのゲートがどこにあるのか話した時だけだ」とウォルフはからかうように語った。
「シャルルは素晴らしい人物で、長期にわたって注視すべきドライバーだが、短期的や中期的にはそうではない」
ウォルフは、メルセデスの最優先事項は新契約をハミルトンと「締結」することにあると強調した。
「シャルルの能力と、彼が好人物であることを疑うものは誰もいない。彼は100%フェラーリにコミットしており、我々は100%ルイスとの契約締結にコミットしている」
2023年シーズンのスタートは散々だったルクレールだが、バクーでは状況を好転させ、金曜日の予選でポールポジションを獲得し、土曜日のスプリント・シュートアウトでもトップタイムを記録した。
しかしルクレールは、両レースでレッドブル勢の攻撃を食い止めるには防御力が足りず、土曜日と日曜日に首位でチェッカーフラッグを受けたのは、“キング・オブ・ザ・ストリート”であるセルジオ・ペレスだった。
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