F1第6戦エミリア・ロマーニャGPの中止を受けてFIA会長らがコメント「関係者の安全と復旧作業が最優先」

 

 F1は、5月19〜21日にイタリアのイモラ・サーキットで開催予定だった第6戦エミリア・ロマーニャGPを中止すると発表した。同地は今週豪雨に見舞われており、安全上の理由と、地元当局などへ負担をかけないようにするためだ。

 イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州は今月上旬に豪雨に襲われ、死者が出るほどの大きな影響を受けた。そして今週エミリア・ロマーニャ州では再び豪雨となり、サーキットの横を流れるサンテルノ川の水位は危険なレベルまで上昇。サーキットに集まった関係者には避難指示が出された。

 F1やFIAは関係当局と協議を行い、安全にイベントを開催できないこと、そしてこの困難な時期に地元当局や救急隊に負担をかけないようにすることなどを理由にグランプリの中止を決定した。

 F1のステファノ・ドメニカリCEOはエミリア・ロマーニャGPの中止を受けて、次のようにコメントを発表した。

「私が育った町、地域であるイモラとエミリア・ロマーニャに起こったことは、とても悲劇的なことだ。洪水による犠牲者、影響を受けた家族、地域社会に思いと祈りを寄せている」

「助けを求める人々を助け、状況を緩和するために休むことなく努力を続けている素晴らしい救急隊に感謝と賞賛の意を表したい。彼らは英雄であり、イタリアの全員が彼らを誇りに思っている」

「当局がこの非常にひどい状況に対処する間、我々は安全を確保し、彼らに余計な負担をかけないようにする必要があるため、今回の決定は地元のコミュニティとF1ファミリーのすべての人々にとって正しいものである」

 またFIAのモハメド・ビン・スライエム会長は、安全と復旧作業が最優先だとコメントした。

「私とFIAファミリー全員の思いは、エミリア・ロマーニャ州においてひどい状況の影響を受けている人たちとともにある。関係者全員の安全と復旧作業が現時点での最優先事項だ」

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