角田裕毅に3グリッド降格ペナルティ。2件のインシデントのうち1件で他車妨害の裁定下る/F1第9戦
F1カナダGP予選で、角田裕毅(アルファタウリ)は、2件の他車妨害を行った疑いで調査され、そのうち1件について非があると判断され、3グリッド降格ペナルティを受けた。
ひとつめは、ターン13でシャルル・ルクレール(フェラーリ)を不必要に妨害した可能性についてだったが、こちらはお咎めなしという裁定が下った。もうひとつは、ターン10でのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)への妨害で、これに関しては不必要な妨害行為が行われたとみなされた。
「27号車(ヒュルケンベルグ)と22号車(角田)はともにファストラップ中で、22号車が前を走っていた」とスチュワードの声明には記されている。
「27号車は22号車との間隔を縮めながらターン10に入って行った。22号車はワイドになった後、27号車の前でコースに復帰した。その時点で、22号車のドライバーは自身の前のラップタイムより約3秒遅かったものの、彼はまだファストラップ中であると考えていた」
「22号車のドライバーは27号車に対して不必要な妨害を行ったと我々は判断する。ターン10でワイドになった後、そのラップを断念し、レーシングラインから外れて走ることができたはずだ。そうすれば(ヒュルケンベルグへの)妨害を避けることができた」
スチュワードは角田に3グリッド降格のペナルティを与えたため、予選16番手の角田は、19番グリッドからスタートすることになる。
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