アウディ、F1シミュレータ担当ドライバーにル・マン覇者ニール・ジャニを起用。2026年の参戦に向けて準備着々

 

 2026年からF1にパワーユニット(PU)メーカーとして参戦するアウディは、開発をサポートするシミュレータドライバーとして、ル・マン24時間レースの勝者であり、かつてトロロッソ(現アルファタウリ)でF1リザーブドライバーを務めたニール・ジャニを起用した。
 2026年からF1に登場する次世代PUは、1.6リッターV6ターボエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせるという現行コンセプトを引き継ぎつつも、高価で複雑なMGU-Hを廃止。100%持続可能燃料が使用されることになっている。
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 そんなF1の転換期めがけてアウディはザウバーと提携してF1への新規参戦を決定。彼らはは昨年末から単気筒のミュールエンジンでテストを開始しており、2024年にはPUとしてベンチテストを行なえるようになる見込みとなっている。
 そして今回、ザウバーやレッドブルでもF1テスト経験のあるジャニが、ドイツ・ノイブルクでのシミュレータプログラムをサポートすることとなった。
「アウディのF1参戦に関われることを嬉しく思っている」とジャニは言う。
「このような大規模プロジェクトに早い段階から関われることを、光栄であると同時に大きな責任を感じている」
「F1とLMP1プロジェクトでの経験を活かし、理論と実践を上手く結びつけることができると確信している」
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