次期F1タイヤサプライヤー入札は、ピレリとブリヂストンの”一騎打ち”に? 以前の選定プロセスよりも「状況は複雑化」

 

 ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、2025年から2027年までのF1タイヤ独占供給契約の入札について、プロセスが以前よりも複雑化したと語った。
 現在F1タイヤを独占供給しているピレリの契約は2024年まで。そのためFIAは今年、次期F1タイヤサプライヤーの入札を実施し、先日その入札が締め切られた。現在は入札したメーカーの評価を終えて、承認を受けたメーカーが選出された段階。そして選考プロセスは、第2段階へと移行している。
 この選考プロセスの第2段階に進んだのは、2011年からF1へ独占供給を行なうイタリアのピレリと、その前までF1のタイヤサプライヤーを務めていた日本のブリヂストンだと考えられている。
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 前回行なわれた2020年から3年間のタイヤ入札(後に1年延長)では、ピレリが韓国のハンコックを破って契約を勝ち取ったが、ピレリのイゾラは、今回の契約獲得競争はプロセスがより複雑化していると言う。
「私が話せるのは、入札書類が以前よりもずっと複雑になっているということだ」とイゾラは説明する。
「我々が申請した前回と比べると、多くのセクションがあり、多くの要素が追加されている」
「持続可能性に関連した重要な部分、ある特徴を持った製品を供給する能力に関連した重要な部分、ある特徴を持ったサービスやエンジニアの数……そのために必要な書類を全て揃えるのにかなり苦労したよ」
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