期待していた結果に届かなかったフェラーリ「多くのミスを犯しすぎたことに尽きる」と代表/F1第12戦
2023年F1第12戦ハンガリーGPのレースウイークも、フェラーリにとっては納得のいかない結果となった。フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、ハンガリーでは「ミスが多すぎた」ことが不調の原因だと主張した。
フェラーリの伸び悩みは予選の時点で始まっていた。土曜日の予選でシャルル・ルクレールは6番手のタイムだったが、カルロス・サインツはトップ10に入れない苦しい展開となった。レースはそれぞれ7位と8位でフィニッシュする結果となったが、ルクレールは1回目のピットストップ時にホイールガンのトラブルに見舞われタイヤ交換に遅れが発生し、2回目のピットストップではピットレーンのスピード違反で5秒ペナルティを受けた。
「ブダペストに来た時に期待していた成績ではないが、昨日の予選が6番手と11番手だったことで、大幅な譲歩を余儀なくされた」とバスールは認めた。
「スタートでリスクを冒さざるを得ず、サインツにソフトタイヤを履かせた。これはいい選択だったが、レース中に2回ハードタイヤへの交換を行う必要があることがわかっており、なかなか厳しかった」
「シャルルについては、ペースがあったのでかなりいいレースができていたはずだが、ペナルティとホイールガンの故障によって可能性の芽がつぶされてしまった。ピットストップでさらに8秒も遅れてしまい、トラフィックにも引っかかった。それがなければ5位には入れていたかもしれない」
ハンガロリンクでフェラーリはマシンのポテンシャルをすべて引き出せていなかったとバスールは感じている。ATA(代替的なタイヤ配分)が試行されたことも考慮に入れると、決勝レースのみならず週末全体を通じてそう言える。
「まず、どこがよくてどこが悪かったのか、理解するには時間が必要だ。フォーマットが変わったからだ。週末全体を完璧に分析するのは容易ではない。週末全体を振り返って解析するには、すべての結果が出揃っている必要がある」
「しかし我々チームの問題としては、始めから終わりまで多くのミスを犯しすぎたということに尽きるだろう。これは、ピットストップやピットエントリー、昨日の予選やタイヤ管理、そういったことに限定されない」
「最終的に、ポテンシャルは昨日の予選で見せたパフォーマンスよりも上だった可能性がある。今日は少なくともシャルルは20秒もレース中にロスしているのだ」
バスールは、フェラーリのドライバーが日曜日の決勝でさらにいいレースをするためには、予選の順位を向上させることが極めて重要だと考えている。
「我々の期待した結果ではない。もちろんもっと上を期待していた。しかし結果は結果だ。さらに努力する必要がある」
「感覚として、予選ではマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)に肉迫できており、時には並ぶことさえある。改善する必要があるが、それほど大きく離されてはいない」
「レースペースではレッドブルが他を大きく引き離している。また、クリーンエアを得るためには予選の結果が重要なことも分かっている。ダーティエアにはあらゆるマシンが影響を受ける。そこで、2番手でスタートできれば、かなりいい状況で走れることになる」
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