アルファロメオF1、9月に加入する新TDキーに「パフォーマンス改善と技術部門の形成の援助」を求める
アルファロメオF1チームは、チームに加入する新テクニカルディレクターのジェームズ・キーのために、“優先事項チェックリスト”を作成した。リストのトップには、チームのマシンのパフォーマンスを向上させるというタスクがある。
キーはマクラーレンで3シーズンを過ごしたが、チームが大規模なエンジニアリング部門の組織変更を実施したため、3月にチームを離れることになった。そして今年6月、アルファロメオを運営するザウバーが、9月1日よりヤン・モンショーの後任の新テクニカルディレクターとしてキーが就任することを発表した。
キーは、以前マクラーレンでチーム代表を務め現在はザウバー・グループのCEOであるアンドレアス・ザイドルとは既知の仲であるうえに、2010年から2012年までザウバーのテクニカルディレクターを務めていたため、ヒンウィルのチームのこともよく知っている。
アルファロメオF1は今年厳しいシーズンを過ごしており、開幕以来チームの成績は低迷している。12戦が終わった現在、F1コンストラクターズ選手権の順位は9位だ。アルファロメオF1のチーム代表であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラービは、来月チームに着任するキーの最初の仕事を明確に定めた。
「ジェームズ・キーへの優先事項チェックリストは、マシンパフォーマンスを改善し、アンドレアス・ザイドルが技術部門を形成するのを助けるものだ」とアルンニ・ブラービはスパ・フランコルシャンで説明した。
「ご存知のように、チームとして我々は変革の過程にある。ジェームズ・キーの加入によってチームに大きな価値がもたらされるだろう。ジェームズはただのテクニカルディレクターではないからだ。彼はこれまで在籍したチームにおいて、技術レベルでさまざまな役割を果たしてきた」
「そうしたことから、チームの全員と同じように彼が貢献してくれることを期待しているし、我々はチームとして一歩前進する必要がある」
キーはザウバーの技術部門を監督するが、彼はもちろんザイドルの直属となる。ザイドルにはアウディとの希望に満ちた将来に向けて、チームの舵を取る責任がある。
「まずリーダーシップについて話すということは、アンドレアス・ザイドルのことを話すということだ。彼は我々のリーダーであり、グループのCEOだ」とアルンニ・ブラービは説明した。
「私はこのチームで仕事をしているスタッフのうちのひとりだ。他の600人のスタッフ全員と同様に、アンドレアスをサポートし助けるために貢献しようとしている」
「だがもちろんアンドレアスは我々のCEOだ。我々のグループを率いて、将来の方向性を与えているのは彼だ」
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