F1オランダGP FP2:ノリスが最速。角田裕毅は0.3秒差の5番手、ピアストリとリカルドがクラッシュ
2023年F1第14戦オランダGPのフリー走行2回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は5番手だった。
フリー走行2回目は依然として曇り空のもと、気温20度、路面温度32度というコンディションで、現地時間16時にセッションがスタートを迎えた。
フリー走行1回目でパワーユニットトラブルに見舞われたランス・ストロール(アストンマーティン)、同じくフリー走行1回目で単独スピンからクラッシュを喫したニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)も序盤から周回を重ねる。
セッション開始時点でミディアムが11台、ハードが9台という中、ミディアムを履いたセルジオ・ペレス(レッドブル)が1分12秒750をマークし、暫定首位におどり出る。
しかし、その5分後にはフェルスタッペンが、多発するトラフィックを避けながらも、1分12秒449をマークしてトップに浮上し、レッドブルが序盤から好調ぶりを見せる。
その直後、ターン3でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がバランスを崩し、リヤからスポンジバリヤにクラッシュ。そのピアストリのクラッシュの直後には、同じくターン3の手前、ピアストリがマシンを止めたすぐそばでダニエル・リカルド(アルファタウリ)がノースからタイヤバリヤにヒット。
この2台のアクシデントで残り時間50分というところで赤旗が導入されセッションは一時中断となった。2台のマシンの回収、スポンジバリヤの修復を経て、セッションは残り時間37分で再開を迎えた。
再開後、多くの車両がソフトタイヤを装着。目まぐるしくトップが入れ替わる状況となる中、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分11秒330で暫定首位に浮上する。また、角田もこのタイミングでソフトを履き、1分11秒946を記録し暫定8番手につけた。
フェルスタッペンも他車とタイミングをずらしてソフトでアタックを敢行。しかし、ターン3でのロスが響き、0.238秒ノリスに届かずの2番手に留まる。3番手にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、4番手にルイス・ハミルトン(メルセデス)、そして5番手にはトップから0.390秒差の1分11秒720までタイムを上げた角田が続いた。
フリー走行1回目でソフトタイヤを履かなかったフェラーリ勢も残り30分を切り、ようやくソフトタイヤを投入。サインツは最初のアタックシミュレーションで暫定13番手となる1分12秒147、2度目のアタックではターン11〜12でコースオフを喫する。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はトラフィックに引っかかり、アタックをやり直すも自己ベストタイムは1分11秒915で暫定11番手となり、フェラーリは2台揃ってシングルポジションに入れないままオランダGP初日を終えることとなった。
フェルスタッペンは再びアタックを試みるも、0.023秒ノリスのタイムには届かず。一方、残り20分を切る頃には角田、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)らがハードタイヤを履き、ロングランに入ると他車も追随。各車セッション終盤はロングランに徹し、タイム更新はないままチェッカーを受けた。
フリー走行2回目はノリスがトップ。2番手にフェルスタッペン、3番手にアルボンが続いた。4番手にハミルトン、そして5番手に角田が続いた。
F1第14戦オランダGP、続くフリー走行3回目は日本時間26日(土)18時30分より行われる。
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