「僕はもう26歳だからね」F1挑戦を諦めたパロウ、マクラーレン移籍断念の理由は“年齢”と“F1シート獲得の可能性”

 

 チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウは、ポートランドGPで最終戦を待たずして自身2度目のインディカー・シリーズ王者となった。 パロウは昨年から、F1挑戦への可能性を掴むべくマクラーレン陣営への移籍を検討してきたが、年齢的にその可能性が低くなってきたため、チップ・ガナッシへのUターンを決めたと認めている。 パロウを巡っては昨年、マクラーレンとチップ・ガナッシとの間で契約問題が発生。チップ・ガナッシが同チームへの残留を発表した直後にパロウ本人がそれを否定し、マクラーレンが「アレックス・パロウを2023年のラインナップに加える」と発表したのだ。 この問題は法廷闘争にまで発展したものの、結果的にパロウのチップ・ガナッシ残留が決定。ただパロウは、2024年にはマクラーレンからインディカーを戦う予定と見られていた。 マクラーレンでリザーブドライバーを務めるパロウは昨年、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行なわれたF1アメリカGPのフリー走行1回目に出走。評価テストも兼ねて旧車テスト(TPC)も行なってきた。 しかし8月初めにパロウがマクラーレンとの契約を一方的に破棄したことが判明。F1への挑戦を諦めることとなった。 パロウは9月6日(水)、カリフォルニア・ペブルビーチでmotorsport.comを含む一部メディアの取材に応じ、自身の年齢を鑑みてF1参戦を確約するモノがないことを指摘して、F1に対する思いの変化を語った。「2021年までの僕のインタビューを見ると、F1には全くフォーカスしていないと言っていた」とパロウは言う。「それは本心だったけど、チャンピオンになった時に状況が変わったんだ。僕はまだ24歳だったからね」「初めて大きなシリーズを制したばかりで、『何かやってみようかな?』という感じだった。横道に逸れても、また(インディカーに)戻ってこられる。僕は(来年)27歳でまだ超若くて、10年でも15年でもやれる」「それで変わったんだ。マクラーレンでドアが少し開いた。素晴らしかったよ」「(F1)マシンでのテストもできたし、去年はCOTAでFP1を担当できた。すごいことだ。チャンスは素晴らしかったけど、『君にクルマが用意される』と言われることは無かった」「同時に、もし僕が20歳だったら待てたかもしれない。でも僕は20歳じゃなくて、26歳なんだ。その点、30歳でF1に参戦する人が他にいるかな?」 …読み続ける

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