ワイルドカード参戦ペドロサ、スプリントに続き決勝でも4位「表彰台に登れるかもと思った」依然復帰は検討せず

 

 MotoGPサンマリノGPにワイルドカード参戦したダニ・ペドロサ。KTMでテストライダーを務める彼は現役引退から4年以上が経過し、今月末で38歳になるものの、スプリントに続き決勝でも表彰台まであと一歩というところまで迫り、周囲を沸かせた。 ペドロサは決勝レース終盤、今年のポイントリーダーであり、昨年のMotoGP王者でもあるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)を追い回した。しかしオーバーテイクをするには至らずにフィニッシュ。優勝したホルヘ・マルティン(プラマック)、2位のマルコ・ベッツェッキ(VR46)、そしてバニャイヤに次ぐ4位でチェッカーを受けた。 ペドロサは表彰台獲得を目指したが、今のMotoGPは空力や車高調整デバイスの関係で「明らかに以前よりもオーバーテイクが難しくなっている」と感じたという。 ペドロサは今季、シーズン前半のスペインGPで1度ワイルドカード参戦を果たしており、その時も7位入賞と衰えを感じさせない走りを見せた。そして今回はそのスペインGP以上の活躍ぶり。ただ、今年はもうレースに出走する予定はなく、ワイルドカード参戦の計画もないという。そして本格復帰するつもりもないということを彼は改めて語った。「戻ってきてレースをして、良いパフォーマンスを発揮できたのは良いことだ。でもあまり、懐かしさは感じなかった」とペドロサは言う。「自分自身をどう評価していいのか分からないけど、パフォーマンスにはかなり満足しているよ。チームもミス無くよく働いてくれたと思う」 …読み続ける

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