クアルタラロ、久々の表彰台獲得も「フラストレーションが溜まる」VSマルティンの敗北に不満

 

 ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPインドGPで久しぶりの表彰台を獲得した。しかしレース内容に彼は不満を抱いている。 ヤマハは今シーズン、なかなか上位を争うことができない厳しい状況に置かれており、インドGPでは久々に好調な走りを示すことができた。クアルタラロはスプリントレースで6位となり、決勝ではライバルの転倒などによるアドバンテージはありつつも3位に入り、アメリカズGP以来となる表彰台を獲得した。 クアルタラロはレース終盤、2番手を走るホルヘ・マルティン(プラマック)がライダースーツのトラブルによってペースを落とすシーンがあり接近。さらにラストラップのターン4でマルティンがオーバーランを喫したことで、一時は2番手に浮上した。 ただクアルタラロはすぐにポジションを取り返されてしまい、終盤のコーナーでも抑えられてしまったことで、クアルタラロは3位フィニッシュになった。 クアルタラロはフィニッシュ後に悔しさをにじませるジェスチャーを見せたが、これはヤマハ自身に向けたものだったという。「正直、彼がターン6に向けて僕を追い抜いていったときには、明らかに僕のタイヤの左側が終わっていて、僕は何もできなかった」「ターン10に向けてまだ粘ったけど、グリップもブレーキングも相当厳しくて、止まれなかった」「そうして僕は3位でフィニッシュした。このコースで僕らは加速、トップスピード、グリップといった要素でタイムをかなりロスしてしまっていると、ちゃんと分かっている」「だから彼らと戦うためにはハードワークが必要なんだ」「フラストレーションが貯まるのは、できる限りベストなコーナー脱出を試みていたのに、彼らは持ち前のグリップで抜き去っていくんだ。できるだけ早く解決策が見つかることを期待しているよ」 …読み続ける

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