ローソン、レッドブルF1のプログラム参加初日から「プレッシャーに晒されたこと」をポジティブに捉えていると語る
リアム・ローソンは、レッドブルのジュニアドライバーであることに伴うプレッシャーは“ポジティブ”なものであり、アルファタウリでのF1見習い期間にある彼の役に立っていると考えている。
ローソンは、アルファタウリのダニエル・リカルドがオランダGPのFP2でクラッシュして左手を骨折した後に、急遽代役として招集された。21歳でニュージーランド出身のローソンは、デビュー戦で優れた結果を出しただけでなく、その後もパフォーマンスレベルを上げている。ローソンはシンガポールGPと日本GPで、経験豊富なチームメイトの角田裕毅を上回っていた。シンガポールで初めてチャンピオンシップポイントを獲得し、日本GPでは11位ともう少しでトップ10入りするところだった。
残念ながらレッドブルは、アルファタウリでの角田とリカルドの契約を2024年も延長することを選択し、ローソンはレッドブル・レーシングのリザーブドライバーに戻ることになった。長年にわたり、レッドブルの若手育成プログラムでは多くの有望な若手ドライバーたちが、常に容赦のないヘルムート・マルコのお眼鏡にかなわずに去っていった。ローソンは、レッドブルの環境には常にプレッシャーが存在し、ダニール・クビアトやピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンらが経験したように、多くのシニアメンバーたちに影響を与えていることを認めている。
しかしレッドブル上層部に自分の実力を証明しようとしているローソンは、彼にとってプレッシャーは有益なものだと考えている。
「5年間大きなプレッシャーのあるプログラムに参加しているが、僕にとってレッドブルのドライバーでいることのポジティブな点のひとつは、初日からこのプレッシャーにさらされたことだ」とローソンは説明した。
「あれから5年が経っていて、僕は今では慣れているから、こういう状況でも準備はできている」
「正直なところ、今は出場できるレースでベストを尽くそうとしている。この期間が終わったら、自分がどのようにやってきたのか、どういう選択肢があるのか、といったことを考え始められるだろう。でも今はこれからのレースに集中している」
不測の事態が起きない限り、ローソンが来シーズンの開幕戦のグリッドに並ぶことはないが、彼の将来は間違いなくF1にあると、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは主張している。
「彼がチャンスとフルタイムのシートをつかむのは時間の問題だ」とホーナーは『Sky F1』に語った。
「この3人がいるということは、グループにとって非常に力強いことだ」
「特にシンガポールでのドライビングによって、彼は確かに我々を振り向かせて検討材料を与えたと思う」
「彼はフルタイムのドライバーにふさわしいことを正当化するためにできる限りのことをしているが、残念ながら3を2にすることはできない」
評論家たちは、ローソンが2024年シーズンにウイリアムズに加入してアレクサンダー・アルボンのチームメイトになる可能性もあると推測している。しかしホーナーは、そのような見通しを退けた。
「彼らがドライバーと1年間の契約をするとは考えにくい。彼はテストとリザーブの役割に集中し、舞台裏でシミュレーターでの走行をできる限り行うことになるだろう。我々は彼の能力を目にしてきた」
「彼は正しいことをしている。彼はあのチャンスをつかんだ。私は金曜日に彼にこう言った。『君はできると思われること、あるいはそれ以上のことをしてきた』とね」
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