5月以降は「自信がないままドライブしていた」とペレス。夏にエンジニアたちと話し合い、自信を取り戻したと語る

 

 セルジオ・ペレスは、今シーズンにレッドブルのマシンが彼のコンフォートゾーンを外れたために自信が打ち砕かれ、コース上で苦戦するだけでなく、家庭でも明るく振る舞うことが難しくなったと語っている。

 2023年シーズン、ペレスは好調な滑り出しを見せ、序盤の4戦ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンと勝利を分け合っていた。ペレスの当時の自信は、最高の年と世界タイトル獲得を夢見るほどだったが、それは台無しになった。第5戦マイアミGP以降、33歳のペレスの野望と自信は下落する一方となったが、それはレッドブルの無敵のRB19の微妙な開発変更が引き金になったという。ペレスはこのマシンを理解することがもはやできなくなった。

「シーズンが始まった時、マシンは僕に完璧に合っていた。でもマシンはシーズン中に進化する」とペレスはオランダの『De Limburger』紙のインタビューで語った。

「マイアミの後、状況は下降線をたどった。マシンは違ったものになり、僕にそれほど合わなくなった。そして何度かQ3進出に失敗し、自信が地に落ちた。結果として、ドライビングもだいぶまずいものになった」

「夏の間は苦しんでいた。最初は世界タイトルを争っていたのに、5月以降は状況が変わってしまった」

「僕は自信がないままにドライビングしていた。ある時点では(Q2から)進めなかった。とてもきついことだった。トップチームでドライブしているから、パフォーマンスへのプレッシャーは一気に高まる」

2023年F1第7戦モナコGP セルジオ・ペレス(レッドブル)が予選Q1でクラッシュ
2023年F1第7戦モナコGP セルジオ・ペレス(レッドブル)が予選Q1でクラッシュ

 フェルスタッペンが勝利を重ね、マイアミGPからイタリアGPまで10連勝記録を達成したことによって、ペレスの問題はさらに悪化した。外の世界では、ペレスの低迷の度合いから彼は才能の点でフェルスタッペンに遠く及ばず、以前のピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンたちと同様にレッドブルでの彼の時間はもう限られているとほのめかされていた。しかしながら、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、ペレスはレッドブルと2024年末までの契約があり、チームのラインアップの変更は見越していないと繰り返した。

 ペレスはF1のサマーブレイクを活用して、自信を取り戻すために彼のエンジニアたちと話し合った。

「僕は諦めずにエンジニアたちと懸命に仕事をして、物事を整理した」

「今年の初めに僕は自力でレースに勝っていたことに気づいて、それで自信を取り戻した。今ではまた100%に戻ったと言っていいだろう。そして来年は世界タイトルに挑戦できるという確信も改めて持っている」

 ペレスの望みが希望的観測の極端なケースかどうかは、時が経てばわかるだろう。しかし先週の壊滅的な日本GPでは、ペレスはペナルティとクラッシュに見舞われ、彼が危機を脱したという兆候は見られなかった。

2023年F1第17戦日本GP セルジオ・ペレス(レッドブル)がリタイア
2023年F1第17戦日本GP セルジオ・ペレス(レッドブル)がリタイア

 ペレスはまた、葛藤に対処し、レースのフラストレーションの影響が家庭生活にまで及ぶことを避けるために、メンタルコーチを雇ったことを明かした。

「仕事でこれほど厳しい時間を過ごすと、家で妻や子どもたちの前で明るくしているのが難しい。だからメンタルコーチを雇った。僕の家族には陽気な父親が家にいる必要があるからね。コーチとともに、家で最高な自分でいるだけでなく、ドライバーとしても最高な自分になるように取り組んだ」

「その結果、僕はまた前向きになった。僕は今33歳だ。でもまだ毎日学んでいる。コースでも、もちろんコース外でもだ。だから僕はF1に飽きることは決してない」

「このスポーツが僕に与えてくれるものは本当に素晴らしい」

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