【F1】カタールGP 考察
カタールGPでドライバーが体力の限界を超えているように思える
まずは、ドライバーが体調が正常になって次のCOTAでしっかりと走ることができるようになることを祈っています
何が問題だったのか?
(カタールという地域での開催の可否は別問題)
開催時期なのか?
コースなのか?
特別ルールが問題だったと思える
今回は、特殊なルールが採用された
安全性を考慮したという建前で、タイヤを守ったルールが急遽決まった
どのタイヤコンパウンドに関係なく18周という制限が設けられた
インラップとアウトラップを含まないというルールがさらに複雑にしていた
そのうえでスプリントが設定されている週末だ
ドライバーは金曜日から、全開走行を続けなければならない
FP1では、全開ではないが、それに近い速度息で20周近い周回を行っている
予選では、Q3に進んだドライバーはやはり20周近い周回を走っている
全開ラップは10周前後にはなるが、それでも滑りやすし路面でレコードラインをうまく譲る為に神経が研ぎ澄まされた状況には違いない
土曜日のスプリント・シュートアウトとスプリントレースが続ている
そして、シュートアウト前に急遽作られたルールでコースの改修が行われて、トラックリミットが厳しく取られることになった
体力が有り余っている状況でもなければ、日曜日まで体力が残っているようには思えない
特に、スプリントは19周のスプリントレースだ
体力を限界まで使う
スプリントと通常のレースの違いは、明確で、タイヤの使い方が違う
スプリントでは、走り切れるだけのタイヤと燃料が積まれる
予選アタックを19周行うような物だ
予選アタックの速度息と集中力で19周のレースを行う
レースではタイヤのセーブや燃料のセーブが必要になり、後続とのタイム差や前との駆け引きで、休める場所が存在する
大きなGがかかる高速コーナーは休める場所だ
それらが全て全開に変わってしまうのがスプリントだ
実際に、ラップタイムを見てみれば、予測されていたレースペースよりも1-2秒ほど早い速度で巡回している
決勝が始まる前に、FIAとピレリはタイヤのバーストが発生するか法制を苦慮して、18周という制限を設置する
これが、今回のレースで体力が無くなってしまったドライバーが発生した主な理由だと思っている
面白いレースが期待できなくなってしまった
戦略が確定しているうえに、半でを負ったチームまで存在している
不公平感が満載な変更だ
縁石が危険というのは、ピレリが指摘している
周回制限を設けるのではなく、中古を含めてすべての種類のタイヤを使う義務を設定したうえで、使ってはダメな縁石を指定すれば十分だと思う
チームもドライバーもバーストがレースを失うことに繋がるのは理解している
しっかりとした情報をチームに流すことで、あとはチームに任せる方が健全で楽しいレースになると思える
最近のFIAは、”安全性”という御旗を得て、チームに対して権力を振りかざしているように見えてしまう
確かに、”安全性”は必要だとは思うが、それはF1という世界最高峰のチームとドライバーが揃っている場所で振りかざしていい御旗ではないと思える
FIAが守らなければならないほど、チームもドライバーも愚かではないと思う
しっかりとしたデータを与える事で、制限を設置して、チームに任せる。ドライバーに任せる
今回のカタールGPも、タイヤが危険だとチームに伝達して、ピレリの推奨は18周だと伝えて、縁石を使うのを非推奨にする
これだけでよかったと思える
縁石を使ってバーストしてレースを失うのもレースだ
縁石を使わずにうまく走るドライバーが勝てると考えれば、縁石を使わないラインを探るのもドライバーの力量だと思う
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