アストンマーチンF1、今季躍進も途中で失速……しかしアロンソは「最終結果だけが重要という考えは違う」とチームの成長に満足

 

 フェルナンド・アロンソは、F1チームを“サッカーのように”判断し、「最終結果だけが重要だ」とする考え方は、アストンマーチン所属1年目を評価するのに相応しくないと語った。 今年、アルピーヌからアストンマーチンに移籍してきたアロンソはシーズン開幕から8戦で6回の表彰台を獲得する好スタートを切った。シーズン序盤、アストンマーチンは最速レッドブルに次ぐ2番手チームにつけていた。 アストンマーチンは、新テクニカルレギュレーション導入初年度となる2022年シーズン途中からレッドブルが先鞭をつけた“ダウンウォッシュ型”のサイドポンツーンを投入。今年のAMR23もその流れを継いだ。 メルセデスが“ゼロポッド”、フェラーリが“インウォッシュ型”と独自のサイドポンツーンを投入していたものの、今年の途中から王道の空力アプローチとなったダウンウォッシュ型へと移行した。 またマクラーレンも今年、レッドブルにインスパイアされたアップデートでMCL60を刷新して以来、成績を劇的に向上させている。 空力面のアプローチが収斂しメルセデスやフェラーリ、マクラーレンが勢いを見せる中、早くからダウンウォッシュ型のマシンを使用してきたアストンマーチンは失速。アロンソは7月のオーストリアGP以来、2回しか表彰台を獲得できていない。 素晴らしいスタートを切ったアストンマーチンだったが、シーズン中にマシン開発で誤った道を辿ったことが失速の一因にある。また、FIAによるフレキシブルウイング取り締まりの一環としてフロントウイングのデザイン変更を勧告されたことが影響した可能性も指摘されている。 1シーズン中で大きなアップダウンを経験したアストンマーチンだが、アロンソは最終的な結果だけで評価を下すことは間違っていると指摘した。「結果が示しているよりも、一貫したフィーリングだったと思う」 メキシコシティGP前に行なわれた記者会見でアロンソはそう語った。「僕らは常に浮き沈みのバランスを取ってきた。常にマシンのパフォーマンスに集中して、チームとしてより良くなろうと努力してきた」「2年前、この組織は250人だった。そして今、コンストラクターズ選手権でトップチームと数ポイント差にいて、今年は表彰台を何度か味わっている」「新しいファクトリーもできたし、多くの新しい人たちがチームに加わった。獲得ポイントも、昨年から約200ポイント増えた。アストンマーチンにとって、2023年シーズンは信じられないモノだった」 …読み続ける

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