ガスリー、まさかの予選Q1敗退に落胆「戦略ミスが大きな損失につながった」

 

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1モナコGP予選でQ1敗退の17番手に終わったことについて、戦略的なミスがあったと認め、チームにとっても大きなチャンスを逃したと語った。
 フリー走行3セッション全てでトップ10入りし、FP3では5番手と好パフォーマンスを見せていたガスリー。しかし、予選でその歯車が狂ってしまった。
 ガスリーはQ1最初のアタックで6番手タイムをマークしたが、路面コンディションの改善もあってQ2進出は安泰とは言えない状態だった。
 一旦ピットに戻り、タイヤを履き替えたガスリーだったが、タイムを出す前にチームメイトの角田裕毅がヌーベルシケインのウォールに左フロントタイヤをヒットさせてしまった。角田は自走でピットに戻ることができた上、バリア修復の必要もなかったが、これでセッションは赤旗中断となった。
 1度アタックできるかどうか、コースインのタイミング次第ではギリギリの2分25秒を残してセッションが再開されることになると、各チームが早めにマシンを送り出し、ピットレーンは大渋滞となった。
 隊列のかなり後方でコースインしたガスリーがラストアタックに入ろうとする直前、残り時間はゼロに。ガスリーの前を走っていた角田がタイムアップに成功し、Q2に駒を進めた一方で、アタックできなかったガスリーのポジションは次々と落ちていき、最終的に17番手に終わった。
 結果的に、ガスリーはピットレーンに並ぶのが遅かったことで、ポテンシャルを活かしきれずに予選を終えることになってしまったのだ。
 セッション終了後、目に見えて不機嫌な様子のガスリーは、「非常に残念」「今の気持ちを言葉にすることができない」と、その胸中を説明した。
「今朝は5番手、昨日は6番手と、週末を通してとても良かったし、走るたびにマシンのフィーリングは最高だったし、快適に速いラップタイムを刻むことができた」
「僕たちがとったいくつかの選択は理解できないし、言うまでもなく不運もある。いろいろな状況が混在しているが、結局のところ、誰にとっても同じようなセッションだった」
「基本的には(マシンのパフォーマンスを)象徴するようなラップダイムは出ていないし、僕らのミスが大きな代償になっている。チームのみんなにとっても残念だ」
 ガスリーは角田にぴったりとついていき、角田の”ギヤボックスに乗らない程度にできるだけ近づこうとした”ものの、アタックに入る前にチェッカーフラッグが振られてしまったのだという。
 ガスリーは開幕以来、不運と信頼性トラブルに見舞われ、わずか6ポイントしか獲得できていない。
「見直すべき点はたくさんある」とガスリーは話す。
「結論は、今のところ僕たちは十分な仕事ができていないということだ。僕たちは予選で5~6番手に入れるクルマを持っている。このポジションにいることが理解できないんだ」
「もっと良い仕事をする必要がある。だからとても残念だ」
 ガスリーは、自分もチームも一緒にもっといい仕事をする必要があると強調した。
「良い仕事ができていないときに、それを指摘するつもりはない。ただ、チーム全体として、彼らはベストを尽くそうとしているし、僕もベストを尽くしている」
「今、こういうことは起きるべきではないし、もっとうまくやらなくてはいけない」
 
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