角田裕毅、ガスリーとの接触は自らのミスと認める。チームも「ユウキの動きは最善ではなかった」

 

 アルファタウリの角田裕毅は、F1イギリスGPを14位で終えた。
 角田は1回目のスタートの際、前方で起きた多重クラッシュに巻き込まれ、フロントウイングを破損。赤旗で中断される中、なんとか自力でピットまで戻り、マシンを修復。再スタートに備えることができた。
「レースのスタート時の接触を完全に避けることはできず、マシンが横向きに僕の前に出てきたんです。何もできませんでした」
 そう角田はプレスリリースに語った。
「幸い僕はフロントウイングを壊しただけで、赤旗中にピットに戻り、リスタートしてレースを続けることができました」
 その再スタートをうまく決めた角田は、一時7番手まで浮上。事前にはレースペースの面では苦しいのではないかと思われた中、素晴らしいレースを展開した。
 しかし、チームメイトのピエール・ガスリーと接触してしまう。
「残念なことに、その後ピエールと接触してしまいました。確認する必要があると思いますが、彼を抜くのに別の機会を待つこともできたと思います。コーナーに突入するスピードが良かったので、オーバーテイクできると思いましたし、ピエールがスペースを閉じてくるとは思ってもいませんでした。これは僕のミスです」
「チームに申し訳ないと思います。そして接触の後はマシンにダメージがあり、ドライブするのがとても難しく、残りのレースは非常に苦労しました」
 ガスリーは角田との接触の影響により、リタイアすることを強いられた。
「ユウキとの事件で、リヤウイングにダメージがあった」とガスリーは言う。
「それで、リタイアしなければいけなかったんだ。今季のようなシーズンでは、全てのポイントが重要だ。不必要なクラッシュだったため、今日の結果には失望している」
 またテクニカルディレクターにジョディ・エジントンも、角田の動きは最善のモノではなかったと指摘した。
「チームメイト同士の接触は決して良いモノではない。今回は両方のマシンが大きなダメージを受け、うち1台はリタイアしなければいけなかった」
「今回ユウキが行なった動きは最善のモノではなく、避ける必要があった。チームとしては、必要な話し合いを行なうことになる」
 
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