アルピーヌ、今季マシンの開発終了は間もなく? アロンソ「来季を妥協しないためにも重要」

 

 アルピーヌは2022年シーズンに目覚ましい成長を遂げ、マクラーレンとコンストラクターズランキング4番手の座を争っているが、フェルナンド・アロンソは長期的な成功を目指している。
 チームが今季マシンの開発にリソースを投入し続けるか、それとも来年のマシン開発に力を注ぐかを検討している中、アロンソは今季マシンのA522に多くを注ぎ込むのは間違いであると指摘する。
 今季序盤は苦しんでいたメルセデスがマシン開発で大きくリカバリーしたことからも、アルピーヌが近い将来勝利を狙うのであれば、来季に向けてどんなチャンスも逃すわけにはいかないと彼は考えているからだ。
「それが僕たちにとって容易いことだとは思わないよ」
 アロンソは、メルセデスのリカバリーについてそう語った。
「彼ら(メルセデス)は巨大な組織を持っているし、遅かれ早かれカムバックしてくることは分かっていたんだ」
「僕らにとっては、彼らと同じように改善しようとすると、中長期的なプログラムになる。だから、次のプロジェクトを妥協しないために来季マシンの開発をすぐにスタートさせることが重要なんだ」
「ビッグチームは、来年のマシン開発をスタートさせると同時に、今年のマシンを改良し続けることができる。他のチームにとっては、これはよりチャレンジングなことなんだ」
 アロンソは、今のマシンでかなり良い結果を出していけると考えているが、一方で当面の改善点を低速コーナーでのパフォーマンスアップだとしている。
「一部のコーナーで、少し劣っているように感じるんだ。低速コーナーは今のところ僕らの得意とするところじゃない」
「低速コーナーが多いバクーでは、何台かのクルマがとても強かった。アルファタウリは(ピエール・ガスリーが)5位でフィニッシュしたし、アストンマーチンも非常に強かった。だから、いくつかのコースではそうしたチームが再び活気を取り戻す可能性がある」
「全体的にもう少しなんだ。解決しなければならない弱点があるとは思わないが、改善すべき点はどこにでもある」
 アルピーヌは今季、かなり積極的に開発を進めており、特にサイドポンツーンは大きく様変わりしている。
 チーム代表のオットマー・サフナウアーは、予算の限界に達するまでアップデートを続けると示唆している。
 アップデートがコース上で結果を出していることについて、どれほどポジティブかと訊かれ、サフナウアーは「とても心強いね」と答えた。
「年の初めに、今季はこういう年だと言っていた。風洞で学ぶべきことは本当にたくさんあるから、それを利用して、マシンにパフォーマンスを与え続けなければならない。お金がなくなるまで、それを続けていくよ」
 
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