MotoGPイギリスFP1:ザルコが好調トップタイムを記録。中上貴晶5番手発進

 

 MotoGPの第12戦イギリスGPがシルバーストン・サーキットで開幕。最高峰クラスのフリー走行1回目は、ヨハン・ザルコ(プラマック)がトップタイムを記録した。
 FP1はセッション序盤から波乱の展開となった。チャンピオンを争うライダーのひとりであり、サマーブレイク中に飲酒運転で事故を起こしたフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がセッション序盤に転倒。ハイスピードでのクラッシュだったが、幸いにも怪我はなかったようだ。
 さらにランキングトップのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も、マシントラブルでスローダウンするシーンがあった。なおクアルタラロは、ライバルであるジャック・ミラー(ドゥカティ)のマシンに捕まり、半ば牽引されるような形でピットに戻ることができた。
 なおこのセッションで最速だったのは、プラマックのザルコだった。
 セッション序盤に速さを見せたのは、スズキのアレックス・リンスで、これをアプリリアのマーベリック・ビニャーレスらが上回るシーンもあった。しかしリンスは、セッション後半になってさらに速さを見せ、タイムシートのトップを堅持。転倒後コースに復帰したバニャイヤが最速タイムをマークしても、すぐにリンスがタイムを出し返すという状況だった。
 しかしセッション最終盤、ザルコが全ライダー中初めて2分の壁を打ち破り、1分59秒893を記録してトップに立ってみせた。ザルコもやはり、セッション中に転倒があったひとりだ。
 ただバニャイヤも黙っていない。最後のアタックラップで、セクター3を通過した段階では、ザルコよりも0.1秒以上速いペースを刻む……これで首位が入れ替わるかと思われたが、セクター4が思いのほか伸びず、ザルコに僅か及ばずに2番手に甘んじた。
 結局首位ザルコ、2番手バニャイヤとなり、3番手にリンス、4番手にクアルタラロと続いた。5番手にはLCRホンダの中上貴晶が入った。
 サンマリノGPを最後に引退することを表明したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(RNFヤマハ)は20番手だった。
 
Read …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです