ジョビナッツィがハースF1チームからFP1に参加へ。フェラーリが要請
ハースF1チームは、昨年までアルファロメオでF1に参戦し、今年フェラーリのリザーブドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィを、金曜フリープラクティス1において走らせることを発表した。ジョビナッツィが登場するのはイタリアGPとアメリカGPだという。
フェラーリ育成プログラム出身のジョビナッツィは、2017年にザウバーから2戦に出場した後、FP1においてハースVF-17に7回乗った経験を持つ。ジョビナッツィは、2019年にアルファロメオからF1にフル参戦、2021年末まで同チームで走った後、シートを失った。その後、2021/2022年シーズンのフォーミュラEに参戦し、フェラーリF1チームのリザーブドライバーの役割も担っている。
8月22日、ハースはジョビナッツィをイタリアGPとアメリカGPのFP1で走らせること、レギュラードライバーのケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハーが1回ずつ彼にマシンを託すことを明らかにした。
ハース代表ギュンター・シュタイナーは「フェラーリはアントニオに、レースウイークエンドにおいて現行仕様のF1マシンで走る時間を与えたいと考えていた。我々は当然、喜んでその手助けをすることにした」とコメントした。
「2017年にもアントニオおよびフェラーリと共に同じような状況を経験した。当時と今との明確な違いは、彼が昨年までの3シーズン、F1に参戦して経験を積んだこと、そのためイタリアとアメリカでフィードバックを提供することが可能であるということだ。アントニオが我々のチームのもとでパドックに戻ってきて、彼と再会できるのを楽しみにしている」
ジョビナッツィは「F1公式セッションに再び出場するチャンスをもらい、とても喜んでいる」と語った。
「シミュレーター走行の他に、本物のマシンでテストをするのは大事なことだ。レーシングスーツを着て、ヘルメットを被る瞬間が待ち遠しい。新世代F1マシンに自信を持って乗るための機会になる。リザーブドライバーとしての役割を果たす準備をするのに最適なやり方だ」
「モンツァとCOTAというチャレンジングでエキサイティングなトラックで走ることになるので、より一層スリリングな機会になるだろう。ハースF1チームとスクーデリア・フェラーリに感謝する。2017年に僕を信頼してくれたチームに貢献できるチャンスを楽しみにしている」
F1は、各チームが年間2回、FP1に経験の浅い若手ドライバーを乗せることを義務付けているが、ジョビナッツィはすでに62回グランプリに出走しており、その条件には当てはまらない。
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