ハースF1チームは、スパ・フランコルシャンで開催されるF1第14戦ベルギーGPにおいて、ミック・シューマッハーにもチームメイトのケビン・マグヌッセンと同じくアップデート版のVF-22を与えることを認めた。

　F1のサマーブレイク前のハンガリーGPでは、生産リソースが限られているハースは新スペックマシンを1台分しか用意できず、新パッケージは必然的にマグヌッセンに割り当てられた。しかしスパでは、シューマッハーは装備の点でチームメイトと同等になる。

「マシンからのデータと風洞のデータが一致しているのは常にいい兆候だ。これからはラップタイムにおいてそのことを最大限活用しなければならない」とハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは語った。

「シャットダウン前に、チームはデータを詳細まで読み込んだ。休暇から戻って彼らはさらに取り組んでいる。今の時点では順調に見えるし、ラップタイムを伸ばせるよう期待している」

「両方のマシンにアップグレードパッケージが投入される」

　ハースは現在コンストラクターズ選手権で7位であり、6位のアルファロメオには17ポイント差をつけられている。シュタイナーは、2022年シーズン後半のチームの主な目標は、序列を維持することだと述べたが、彼は6位を獲得する試みを否定していない。

「チャンピオンシップでこのポジションを維持できるよう願っている。それが第一の戦いだ」

「第二の戦いは6位を獲得することだが、まあ様子を見てみよう。我々は常にベストを尽くして改善しようとしているし、少なくとも後退はしないようにしている」