赤旗中断にすべきだった? FIA、F1イタリアGP決勝のSC終了を説明「それほど重大なインシデントではなかった」
FIAは、F1第16戦イタリアGPの決勝レースがセーフティカー(SC)先導の状態でチェッカーを迎えた理由を説明した。
決勝レースでは、レースペースで秀でる1ストップ作戦のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して、ポールスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が2ストップの戦略で挑んだ。
ルクレールはソフトタイヤ→ミディアムタイヤと切り替えた後に、2度目のピットストップでソフトタイヤに繋いだ。ルクレールがピットストップによって首位フェルスタッペンとの差を徐々に縮めていたレース終盤、コース上にイエローフラッグが提示される。トラブルが発生したダニエル・リカルド(マクラーレン)がマシンをレズモに止めたのだ。
そしてリカルドのマシンはギヤがスタックしていたことから、マーシャルはマシンを押して運ぶことができなくなり、クレーンで釣り上げる必要があった。
これによりイエローフラッグからSC出動へと表示は切り替わり、レース終盤の”超スプリントレース”の可能性を察知した各陣営が続々とドライバーをピットへ呼び込み、ソフトタイヤを履かせていった。
フェルスタッペンもルクレールもピットストップを済ませ、ギャップが無くなった状態でのレース再開を待ったが、SC先導のままレースは最終ラップへ。結果フェルスタッペンがそのまま優勝し、ルクレールには勝負を挑むチャンスすら訪れなかった。そのルクレールのみならず、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も晴れない胸の内をレース後に明かしていた。
「レースを続行させるには十分な時間があったはずだ」とホーナーはSky …読み続ける
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