マルケス、やっぱり復活? ドライのFP1トップタイム。クアルタラロ僅差2番手と好発進|MotoGPタイFP1
MotoGPは9月30日に第17戦タイGPが開幕。初日のフリー走行1回目は、レプソル・ホンダのマルク・マルケスがトップタイムを記録した。
アラゴンから続く3連戦の締めくくりとなるのが今回のタイGP。前戦日本GPはスケジュールに余裕を持たせるためにフリー走行が削減されたが、タイGPは通常のスケジュールとなっている。
舞台となるチャーン・インターナショナル・サーキット周辺は雨に降られたものの、セッション開始までには降り止んだ。またMoto3クラス、Moto2クラスの走行を通じて路面も乾いた状況で、MotoGPクラスのFP1が始まった。なお気温は28℃、路面温度は29℃だ。
ドライコンディションで行なわれたこのセッションで、トップタイム(1分30秒523)を記録したのはマルケスだった。第15戦アラゴンGPでレース復帰を果たしたばかりで、日本GPでは雨の予選の中ポールポジションを獲得して周囲を驚かせたばかり。まだ完調ではないと語っていたものの、ドライコンディションでも速さを示してきた。
なおマルケスはFP1開始直後にターン3で転倒があったが、その後も問題なく走行を続けていた。
FP1で2番手タイムとなったのはポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ/+0.032秒)。タイでは2019年に2位を獲得するなど本人は得意とするコースだけに、順調な滑り出しとなった。
また3番手には日本GPの勝者であるジャック・ミラー(ドゥカティ/+0.065秒)が並んだ。序盤からタイムシート上部に安定して並んでおり、今回も好調が続いている様子だ。
タイトル争いでランキング2番手につけているフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ/+0.223秒)は、6番手タイム。終盤はタイム更新の波に飲まれて13番手周辺までポジションを落としていたが、最後にきっちりとタイムを詰めてきた。
そして今回注目のライダーとなっているのが、スズキからジョアン・ミルの代役に起用されたダニーロ・ペトルッチと、中上貴晶(LCRホンダ)代役の長島哲太のふたりだ。
ペトルッチは中盤まではスズキのマシン初体験だけあって最後尾に位置していたが、最終的に1分32秒706で22番手まで改善。タイム差は大きいが、今後も改善が続いていきそうだ。
また日本GPに続いて、MotoGPクラス2戦目に挑んでいる長島は最後尾となる24番手で、タイムは1分33秒073だった。MotoGPマシンでの経験のないタイを、今後どう攻略していくかが鍵となるだろう。
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