ノリス、日本GP予選での”ニアミス”事件でフェルスタッペンへのペナルティを予想
F1日本GPの予選は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.010秒上回り、今季5度目のポールポジションを獲得した。
しかし、このポールポジションはあくまで暫定。というのも、フェルスタッペンがセッション後の審議対象となっているからだ。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックでタイヤを暖めている際、130Rでウィービングしたタイミングで後方からランド・ノリス(マクラーレン)が接近。フェルスタッペンは挙動を乱してクルマが横を向いたことでノリスは回避行動を取り、イン側の芝生に飛び出さざるを得なかった。
フェルスタッペンは当時の状況について、次のように語った。
「僕はかなりゆっくり走っていて、加速しようとしたらタイヤがかなり冷えていたので、大きく動いてしまった瞬間があった」
「そしてもちろん、ランドも同時に僕を追い抜こうとしていたから、少し避けなければならなかった。でも幸運なことに何も起こらなかったんだ」
この件に関してスチュワードは午後5時にフェルスタッペンとノリスにヒアリングを予定。不規則な運転をしてはいけないという競技規則第33.4に違反しているかどうかが審議されることになる。
ノリスは、フェルスタッペンの動きについて自分を前に出したくなかったからだと確信しており、それは「やってはいけないこと」だと述べている。
「最終コーナーの手前でオーバーテイクする人は必ずいる。みんな、それをやらないと(紳士協定に)合意しているけど、みんなやっているよ」
「それは問題じゃない。彼が僕の立場だったら同じことをしただろうけど、僕が彼の立場だったらハンドルを切ったりはしなかったよ」
フェルスタッペンと同じことをしたらペナルティを受けると思うかと聞かれたノリスは「ああ、そうだね、間違いなく」と答えた。
しかしレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フェルスタッペンがノリスをブロックしようとしたとは考えていないという。
「彼がランドをブロックしようとしたとは思っていない。アウトラップのあのポイント、シケインの近くで抜いてくる人がいるとは思っていなかっただけだ」
「彼はタイヤを温めて、ラップを始める準備をしていたんだ。あそこで1台ずつスタートしているのがわかるだろう」
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