岸田文雄首相、F1日本GP鈴鹿サーキットに来場。表彰台から9万人のファンにアピール
日本の現役首相がF1日本GPに訪れた。2022年F1第18戦日本GP、10月9日に三重県鈴鹿サーキットで行われた決勝前のセレモニーに、自由民主党総裁で内閣総理大臣を務める岸田文雄首相が出席。鈴鹿サーキットはファンとF1関係者、そして三重県警の警察官や黒色スーツの公安警察とみられる警備のスタッフで、物々しい雰囲気となった。
これまで海外のF1開催では王族や現役の国家元首がセレモニーや表彰式に参加することはあったものの、日本のレースイベントで現役の首相が訪問するのは歴史上はじめて。F1がオリンピックと並んで世界的なイベントであることも、改めて認知された形となった。
決勝スタートセレモニーが始まる13:10分頃に、岸田文雄首相は表彰台に登壇。「F1グランプリを楽しんで下さい」と、スタンドのファンに向けて短い挨拶を行った。この日の鈴鹿サーキットは、指定席、そして自由席がすべて事前に完売しており、約9万人の観客が訪れていた。
この後、グリッドのセレモニーにも出席。水樹奈々さんの国歌独唱をコースサイドで見守った後、日本人F1ドライバーとして参戦している角田裕毅(アルファタウリ)と握手を交わした。
元F1ドライバーで衆議院議員の山本左近氏も鈴鹿のパドックに訪れており、山本氏によると半年ほど前から自由民主党モータースポーツ振興議員連盟のメンバーで岸田首相に鈴鹿への来場を促していたという。自由民主党モータースポーツ振興議員連盟は国内モータースポーツのさらなる振興と発展を目的に2001年に発足した、国会議員による連盟組織だ。山本氏は同連盟の事務局長を務めている。
「サーキットの中、そしてスタート前グリッドでどのようなルートを通るべきかなどのアドバイスはしました」と山本氏。
これまで新型コロナ対策で海外からの観光客の来日が制限されていたが、10月11日(火)より海外の個人旅行が解禁されることが国土交通省観光庁より発表されており、海外へのアピールを含めて、タイミングとして今回のF1が絶好の場所となったものと考えられる。
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