トロロッソF1でのフェルスタッペンとサインツは「関係がよくなかった」とマルコ。父親同士も不仲に
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルでのダニール・クビアトがいかに不安定だったかということと、2016年前半のドライバー交代がフェルスタッペンとカルロス・サインツ陣営の緊張の沈静化につながったことを明かした。
2016年シーズンに入ってたった4戦を終えたところで、マルコはクビアトをトロロッソに降格させ、レッドブル・レーシングには彼の代わりにマックス・フェルスタッペンを登用することを選んだ。クビアトはソチで行われたホームレースで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに接触したことで批判された。このインシデントによってレッドブルがドライバーの交代を決定したと考えられている。
しかし最近の『Auto Motor und Sport』のインタビューでマルコは、交代の真の理由を明かした。
「クビアトは、レッドブルでの1年目は(ダニエル・)リカルドより速かった」とマルコは説明した。
「2年目のテスト初日から、彼はブレーキに問題があると思い込んだ。彼はまず失速し、その後事故が起きた。突如として彼が不安定だと感じた。我々は対応しなければならなかった」
また、フェルスタッペンをレッドブルに昇格させることは、マルコが感じていたトロロッソでの非常に芳しくない人間関係を解決するのにもとても都合がよかった。それはフェルスタッペンとチームメイトのサインツの間のことだけではなく、彼らの父親たちにまで及んでいた。
「サインツとフェルスタッペンが同時期にいた。トロロッソでの関係はよくなかった」
「一方では抜け目のない策士であるカルロス・サインツ・シニアがおり、もう一方には三方向に感情的なヨス・フェルスタッペンがいた。本当に手に負えない時があった」
「マックスを昇格させることで、我々は一挙に事態を沈静化した。サインツ・シニアはもちろん激怒し、もはやこの世界を受け入れなくなった」
「外の世界からは常に調和して見えていたとしても、内部では厳しい行動を取らなければならない時があった」
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