メルセデス、新ウイングの導入延期もアップデート全体に好感触「トップとの差は大きくない」とハミルトン/F1第19戦
2022年F1アメリカGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=3番手/2=8番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=7番手/2=13番手だった。
メルセデスは今回、フロントウイング、フロアフェンス、フロアエッジ、リヤウイングエンドプレートのアップデートを持ち込んできた。ただし、『Auto Motor und Sport』の報道では、フロントウイングは1台分しか用意できず、導入はメキシコGPに延期、さらにレギュレーション上、問題があることも判明し、改良した上で使用することになるという。それ以外の部分については、チームは「アップデートは期待どおりのパフォーマンスを発揮し、土日も使用し続ける予定」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=3番手(1分37秒332:ソフトタイヤ/20周)/2=8番手(1分39秒698:2023年用プロトタイプタイヤ/26周)
今日はすべてがプランどおりに進んだ。ハードワークをして今週末にアップグレードをもたらしてくれたファクトリーの皆に心の底から感謝している。僕たちにとって今年は本当に大変なシーズンだけど、チームは常にプッシュし続けている。全員が懸命に仕事を続けてくれるし、マシンのパフォーマンスが向上しているように感じる。
FP2はタイヤのテストをしていたため、パフォーマンスに関して真の手掛かりを得ることはできなかったが、FP1ではかなりいい感じだった。今夜いくつかの変更を加え、明日に臨み、自分たちの正確なポジションが分かるだろう。でも上位から大きく離れているとは思わない。
タイヤテストは楽しい試みだった。コースに出たときにどうなるのか全く予想がつかず、出ていくたびにタイヤの挙動が異なるので、いつも違ったバランスになる。うまくリズムをつかんで、その違いが何なのかを感じ取ろうと試みた。
昨年までははるかに予測しやすかった。今のマシンで、もっと経験を積んでいって、学習を蓄積していく必要がある。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=7番手(1分37秒802:ソフトタイヤ/23周)/2=13番手(1分40秒562:2023年用プロトタイプタイヤ/26周)
FP2はタイヤテストに当てられたので、ユニークなセッションだった。来年のタイヤがどういうものなのかを学習し、理解する機会になって良かった。皆それぞれが少しずつ違ったコンパウンドを装着していた。そこから何を学び取ることができるのか見てみよう。
マシンに搭載したアップグレードは今のところまずまずだと感じる。FP1は奇妙なセッションだった。予想外の速さを見せるチームがあったり、僕たちの予測ほど速くなかったチームがあったりしたんだ。
FP2のフォーマットが違っていたため、序列はまだ分からないが、今のところ僕たちのマシンのフィーリングはかなり強力で、期待できると思う。今週末は中団より前につけられることを期待したい。今夜できる限りのハードワークに取り組み、速いマシンに仕上げることを目指す。
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