F1の2022年最終戦アブダビGPが、今週末に開催される。今季はレッドブルがすでにダブルタイトル獲得を決めているものの、それ以外のランキング争いではまだまだ激戦が繰り広げられている。しかしその戦いも、泣いても笑っても今回のグランプリで全てが決着する。
　最大の注目ポイントは、ランキング2位争いであろう。
　前回のサンパウロGPで、メルセデスが1-2フィニッシュ。今季序盤は大いに苦しんだが、シーズン終盤に大復活劇を遂げた。これにより、コンストラクターズランキング2位争いはさらに過酷なモノとなった。今季4勝を挙げ、特にシーズン序盤はレッドブルとタイトルを争うことになるだろうと思われていたフェラーリとのポイント差は、19にまで縮まったのだ。19ポイント差をひっくり返すのは簡単なことではなかろうが、フェラーリ勢に何かが起きた場合には、十分に逆転の可能性がある。
　それ以上に熾烈なのは、ドライバーズランキング2位争い。フェラーリのシャルル・ルクレールと、レッドブルのセルジオ・ペレスが、290ポイント獲得とまったく同ポイントで並んでいる。現時点では勝利数の差でルクレールがランキング2番手だが、最終戦で1ポイントでも多くポイントを獲得した方がランキング2位となるわけだ。
　この他、特にコンストラクターズランキングは、4位争い以下も全て熾烈。最後の最後まで、目を離せない激戦が展開されることになりそうだ。
　さらに併催されるFIA …読み続ける