ベッテル、F1ラストレースで入賞「最後にダニエルとバトルができて楽しかった。すべての人に感謝」/F1第22戦
2022年F1アブダビGP決勝で、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは10位、ランス・ストロールは8位だった。今シーズン末でF1から引退するベッテルは、299回目のF1出走を果たし、入賞で最後のレースを締めくくった。
アストンマーティンはコンストラクターズ選手権でアルファロメオと同点に追いついたものの、リザルトによりランキング7位にとどまった。
■セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム)
決勝=10位
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
2022年F1ドライバーズ選手権12位(37ポイント)
今夜のレースを楽しんだよ。でも、最後にダニエル(・リカルド)をあと少しのところで抜けなかったのは残念だった。
レースの前に、引退を記念したイベントがグリッド上でたくさん開催されたから、いつもと少し違った雰囲気だった。でも一旦シグナルが消えてしまうと、完全にレースモードに入った。
簡単なレースではなかった。1回ストップと2回ストップのどちらの戦略を選ぶのか、かなり難しかったんだ。僕のマシンに関しては、1ストップを成功させようとしたけれど、タイヤが古くなってくるにつれて、持ちこたえるのがかなり難しくなった。
最後の数周をダニエルと戦うことができて、ふたりともポイント圏内でフィニッシュできたのはよかった。でもあとちょっとのところで、コンストラクターズ選手権の順位を上げることができなかった。
全体的に、とても感動的で意義深い週末になった。皆のサポートに感謝している。たくさんの国旗や大勢の人たちの笑顔を見ることができたのは、本当に特別なことだった。今思っているよりも確実に、僕はこのことを懐かしく思うようになるだろう。
個人的にこの2年間は素晴らしいものだった。皆からのサポートやメッセージ、手紙、そしてすべての好意に感謝している。寂しく思うようになるだろう。僕のキャリアを通して絶対的な喜びだった。本当にありがとう。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム)
決勝=8位
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
2022年F1ドライバーズ選手権15位(18ポイント)
優れた戦略で競争力のあるレースをして、一年を締めくくることができた。パフォーマンスと結果に満足している。チームの仕事は素晴らしかった。
最後にコンストラクターズ選手権でアルファロメオを抜けなかったのは残念だった。毎戦毎戦全力を尽くし、今日はあと少しで彼らの上に立てそうだったんだけどね。
一年を通して、サーキットの現場に来ているメンバーも、シルバーストンのファクトリーで働くメンバーも、とても素晴らしい仕事をしてくれて、シーズン後半にマシンからさらなるパフォーマンスを引き出す助けになってくれた。最近では頻繁にポイントを争えるようになってきていた。この進歩は来年に向けて素晴らしい準備になったと思う。
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