フェラーリの2023年用エンジンはパフォーマンスが向上「競争力があるなら我々にとってもプラスだ」とハースF1代表
ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、フェラーリから2023年のパワーユニットが「爆弾級」のものになると伝えられたと明かした。
2021年に、フェラーリのエンジニアたちは、大幅なパフォーマンス向上をもたらす2022年の新エンジン開発のためにたゆまぬ努力を続けた。実際に新しいエンジンは、旧仕様のものと比較すると大きく進歩したことが証明された。しかしながら、新エンジンはパフォーマンスが上がったものの、夏には故障が発生するようになり、フェラーリは取り返しのつかない問題が起きることを避けるために、出力を落とさざるを得なかった。
しかしシーズン終盤のレースでのさらなる作業と信頼性の向上によって、フェラーリはフルパワーでエンジンを使うことができるようになった。このことはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、また、フェラーリのエンジンカスタマーであるハースとアルファロメオにとって、2023年シーズンに向けた明るい見通しとなることは間違いない。
「木曜日に私はマッティア・ビノットに会ったが、彼は来シーズンのエンジンは爆弾級だと言っていた」と日曜日にファエンツァで開催されたロレンツォ・バンディーニ賞授賞式に出席したシュタイナーは語った。名誉ある同賞はケビン・マグヌッセンに贈られた。
「エミリア・ロマーニャGPでは、フェラーリに多くの応援があった。フェラーリのエンジンに競争力があるのなら、我々にとってもプラスなことだ」
開幕戦バーレーンGPでのマグヌッセンの見事な5位フィニッシュによって、ハースは2022年シーズンをスタートした。しかし、ブラジルのインテルラゴスでマグヌッセンが驚きのポールポジション獲得を達成したことを除けば、チームがシーズン後半に好結果を出すことは困難だった。それでもシュタイナーは、チームの2022年の進歩に全体的に満足しており、「成長の年」と呼んでいる。
またシュタイナーは2023年について前向きな見通しを示している。ハースの進歩に加え、ドライバーラインアップは現在のマグヌッセンとF1に復帰するニコ・ヒュルケンベルグという、経験豊富なペアとなるからだ。
「パンデミックで難しい2年間を過ごした。終わったばかりのチャンピオンシップは好調ではあったが、もっと良くすることもできたはずだった」
「今年は成長の年だったと考えている。マグヌッセンは我々に予想外のポールポジションをもたらしてくれた。2023年に我々はさらに成長したい。目標はランキングをさらに上げ、常にポイントを争い、いつの日か表彰台に上がることだ」
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