FIAは、2022年の『FIAアクション・オブ・ザ・イヤー』を、メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンに授与した。この賞は、さまざまなレースカテゴリーを対象としてシーズンを通して最も劇的な瞬間に贈られるもので、ファン投票によって決められる。今年はハミルトンがイギリスGPで見せたオーバーテイクが選ばれた。

　10のカテゴリーのさまざまな瞬間が候補に選出され、その中でファン投票において最も大きな支持を集めたのは、2022年F1第10戦イギリスGP決勝終盤に、ハミルトンが、セルジオ・ペレス（レッドブル）とシャルル・ルクレール（フェラーリ）を2台まとめてオーバーテイクしたシーンだった。2022年、メルセデスF1 W13が期待どおりのパフォーマンスを発揮しなかったことで、苦しみ続けたハミルトンだが、母国イギリスGPでは5番グリッドからのスタートながら、ファステストラップも記録して3位表彰台を獲得、ファンを湧かせた。