一貫性が課題のKTM、問題解決は近い? ブラッド・ビンダー「時間の問題だと思いたい」

 

 ブラッド・ビンダーはKTMが一貫性の面で苦戦していることにフラストレーションを抱えているが、それらの問題が解決されるのは「時間の問題」だと考えている。
 KTMは2022年シーズンにミゲル・オリベイラの手で2勝を挙げる結果を残している。ただどちらもウエットコンディションでの勝利で、ドライではビンダーの表彰台が3回という結果だった。
 シーズンを通して一貫性を欠いていたKTMは、最終的なコンストラクターズランキングではアプリリアにも敗れてしまい、ランキング4位に。ドゥカティのように表彰台常連とはなれていない状況には、ビンダーもフラストレーションを感じているという。
 ビンダーはKTM『RC16』の抱えている主な問題は、リヤの接地感と加速時のグリップだと指摘している。ただ、KTMがこの壁を破る時は近いと考えているとも語った。
「時間の問題だと思いたいね」
 KTMが他のヨーロッパ勢同様MotoGPをリードするために足りていないものは何かと聞かれると、彼はそう口を開いた。
「正直に言って、KTMにはそれだけのリソースがあるし、必要なものはすべて揃っている。彼らも僕らと同じように、日曜日に結果を出せていないことにフラストレーションを感じているんだ」
「来シーズンに向けて僕らが改善が必要なモノは明らかだよ」
「チームは何を改善する必要があるのか、どの方向に取り組まなければならないのかを、ピンポイントで指摘している。以前はバイクにパーツをどんどん投入して、上手くいくことを願っていたけどね」
「今では、試そうとしているモノはよりピンポイントになり、問題に対して機能しているかどうかをよく確認している」
「今シーズン取り組んできたやり方は、『OK、改善を始めるために必要なことだ』と言える方向性に舵を切ったものだったと思う」

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