ホンダ移籍のリンス、同じく元スズキの河内健の加入でさらに自信? 「素晴らしいニュース。スズキの成功で彼は重要だった」

 

 MotoGP2023年シーズンからLCRホンダに加入するアレックス・リンス。スズキのMotoGP撤退に伴う移籍となったが、移籍先のホンダに旧知の仲となる元スズキテクニカルマネージャーの河内健が加入したことを、彼も喜んでいる様子だ。
 昨年5月、スズキのMotoGP撤退が明らかになったことで、リンスは決まりかけていたスズキ残留が撤回。そして“就職活動”の結果、リンスはホンダ陣営への移籍が決定した。
 ホンダは2023年に向けて、リンスだけではなくスズキからジョアン・ミルも獲得。半数が元スズキのライダーという構成となった。
 そんなホンダは、2023年1月になり更にスズキから人材を獲得したことが分かった。元テクニカルマネージャーの河内健を横山健男の後任として起用したことを、チーム側が認めたのだ。
 自分たちのことをよく知る人間がチームの中核に増えるため、リンスやミルにとってはポジティブな出来事だと言える。
 実際、リンスはこの移籍情報が正式に認められた後、SNSで河内氏の加入を歓迎するコメントを寄せている。
「すごく嬉しいニュースだ! ケンはスズキでの僕らの成功に対する重要な部分だった。彼がバイクを開発し、ラストラップまで競争力のあるバイクに仕上げてくれたんだ。僕らの新たな挑戦でも、彼と一緒に働けるというのは素晴らしい知らせだ」
 なおリンスは昨シーズン終了後に行なわれたバレンシアテストで、ホンダのRC213Vを初ライド。後に、RC213Vについて「スズキとは全く違うものの、それほど悪いバイクだとは思わなかった」とコメントしていた。
 なおMotoGPの次回テストは2月10日から始まるセパンテストだ。その後は3月中旬にポルティマオテストが行なわれ、まもなく開幕戦ポルトガルGPへと進んでいく予定だ。
 
関連ニュース:

【MotoGPコラム特別編】スズキからホンダへ!? ジャーナリストも想定外、日本人・日本企業同士での“頭脳”移籍は何を意味するのか?
バニャイヤ、MotoGP王者の証”1”を選択も「驕ってはいけない」と自分に戒め。【1番は連覇できず】の呪いを跳ね除けられるか?
スズキMotoGP最後の年はゼロ点!? 「目標のチャンピオンを獲れなかったから」とプロジェクト率いた佐原伸一が辛口自己評価 …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです