アルファロメオ『C43』:「見た目も中身もアグレッシブ」昨年型を進化させ、速さと信頼性の改善図る
アルファロメオF1チーム・ステークが、2月7日、スイス・ヒンウィルのファクトリーとチューリッヒのスタジオを使って、2023年型マシン『C43』の発表会を開催した。ザウバー・モータースポーツCEOアンドレアス・ザイドルが客席から見守るなか、新チーム代表アレッサンドロ・アルンニ・ブラービ、テクニカルディレクターのヤン・モンショー、レースドライバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇、リザーブドライバーのテオ・プルシェールが登壇した。
『C43』は、アルファロメオとザウバーのパートナーシップ下で走る最後のマシン。チームは2026年にはアウディのワークスチームになることが決定している。『C43』のカラーリングは昨年とは大きく異なり、レッド&ホワイトからレッド&ブラックへと変更され、新タイトルスポンサー『ステーク』のロゴが複数箇所に飾られている。
チームは『C43』について「見た目も中身もアグレッシブ」と述べている。ヤン・モンショー率いるテクニカルチームが設計したシャシーにフェラーリのパワーユニット(PU)を搭載した『C43』は、2022年のC42の進化版だという。2023年のレギュレーション変更に対応した上で、いくつかのアップデートと完全に新しいパーツが導入され、今後、さらに大きな改善がなされていく。
モンショーは「この数カ月、自分たちが成し遂げてきたことを心から誇りに思っている」と述べた。
「新しいマシンを作り上げることは、チームの多大なる努力によって実現するからだ。このマシンは昨年型の進化版であり、新しいレギュレーションを反映した上で、改善が必要な領域に大きな変更を加えた。昨年型は成功を収めたマシンであるが、今年型はそれよりも速さを発揮するものと期待している。速さが何よりも重要であり、さらに信頼性も高めている。そのために大きな努力を注ぎ込んできた」
「これから実際にコース上を走らせて、マシンのパフォーマンスを確認する。レースに戻れることがうれしいし、すぐさま大きく進化を遂げていくものと確信している」
チームは『C43』のシェイクダウンを今週、バルセロナで行う予定となっている。
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