2023年F1第17戦日本GP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 

 2023年F1第17戦日本GPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(53周/53周)

2023年F1第17戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2023年F1第17戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 本当にくたくただ。今週末、フェラーリはアップグレードを持ち込んで、僕たちよりも少しだけ速かった。とんでもない戦いだったよ。ポジションを守るために必死に戦った。

 サインツの前に出ることができたのは、素晴らしいチームワーク、そしてピットストップや戦略担当のメンバーの優れた仕事のおかげだ。

 これが今日僕たちに可能な精一杯の結果だった。コンストラクターズ選手権2位争いがいかに重要か、僕たちは承知している。ブラックリーとブリックスワースの全員がランキング2位を確保するために必死に頑張ってくれている。今日は、フェラーリに対するポイントロスを最小限に抑えることが重要だった。最終戦まで、まだ長い道のりがある。

(ラッセルにDRSを与えるという戦略について聞かれ)その提案があった時、前回のレース(注:シンガポールでのサインツの戦略)から考え付いたことだと分かった。でも、結局は意味がなかった。

 僕としては、できるだけ遠ざかる必要があった。後ろに約2秒の差をつけたが、チームからジョージにDRSを与えるよう言われた。それでストレートでペースを落として0.8秒差まで近づいたんだ。彼はDRSを得たけれど、結局抜かれてしまった。彼は1ストップで走っていたのだから、そうなることは分かっていた。そしてサインツは僕のすぐ後ろまで来てしまった。理想的な状況ではなかったよ。最後の2周は本当にきつかった。

 これについてはチーム内で話をする。そういうやり方が一番いいんだ。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(53周/53周)

2023年F1第17戦日本GP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2023年F1第17戦日本GP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 いいレースだった。4位という結果にすっかり満足というわけではないけれど、可能な限りにおいて最善の結果を持ち帰った。今日はマクラーレン勢が速くて、こちらには彼らともっと激しく戦えるほどのペースはなかったからね。

 ジョージと楽しいバトルができた。彼は特にリヤタイヤを本当に上手にマネージメントしていて、なかなか仕掛けることができなかったんだ。でも、ターン1でオーバーテイクのチャンスが訪れて、それをうまく生かすことができた。

 今回はこのクルマに関する理解がさらに進んだ。ここで学んだことは、今後必ず役に立つだろう。問題はこれから先のレースで、ライバルたちがどこまで進歩してくるかだ。

(いったんリタイアしてから、レース終盤、ペナルティ消化のために一瞬コースに復帰したペレスを見て)マックスだと思った。(ゆっくり走っていたため)彼はリタイアすることになったのだと思ったんだ。だから自分が(ひとつ繰り上がって)表彰台に上れるものと考えていた。でも最終ラップに(ピット)ボードを見たら、相変わらず4番手だったんだ!

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=3位(53周/53周)

2023年F1第17戦日本GP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3位表彰台を獲得
2023年F1第17戦日本GP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3位表彰台を獲得

 今の気持ちは特別だ。この気持ちをずっとずっと忘れることはないだろう。チャンスを与えてくれたチームには感謝してもしきれない。F1の表彰台を獲得できる人は多くはない。僕はそれを最初のシーズンに達成することができた。

 僕にとって今まででベストのレースだったわけではないけれど、トロフィーをつかむのには十分だった。ペースが強力で、後半には、よりリズムに乗ることができた。ものすごくうれしいよ。これからも表彰台を狙っていくつもりだし、とてもわくわくする。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=2位(53周/53周)

2023年F1第17戦日本GP 2位ランド・ノリス、3位オスカー・ピアストリ、マクラーレンCEOザク・ブラウン、チーム代表アンドレア・ステラ
2023年F1第17戦日本GP 2位ランド・ノリス、3位オスカー・ピアストリ、マクラーレンCEOザク・ブラウン、チーム代表アンドレア・ステラ

 僕たちにとって素晴らしい一日になった。2位と3位を獲得したんだ。チームは驚くべき仕事をしてくれた。週末ごとに前進し続けていることを誇りに思う。トップに近づいているんだ。

 今日のペースは強力だった。マックスに近づけなかったけれど、それでも遠く離れていたわけじゃない。良い一日だったから、すごくハッピーだよ。

 F1で初めての表彰台を獲得したオスカーにおめでとうと言いたい。ふたり揃って表彰台に上がるのは初めてだった。僕たちにとって最高の瞬間だった。

(レース後の会見で語り)スタートではもう少しでマックスの前に出られるところだった。でもマックスはいつもどおりのマックスだったから、ターン2で彼をかわすチャンスはなかった。0.5秒ぐらいの間、半車身、僕の方が前に出たかもしれないけどね。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(53周/53周)

2023年F1第17戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の優勝でレッドブルがコンストラクターズタイトルを獲得
2023年F1第17戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の優勝でレッドブルがコンストラクターズタイトルを獲得

 素晴らしい週末だ! チームは多大なる努力を注いできた。大勢の人たちが関わり、そのおかげで僕たちは今日、ここまで来ることができた。サーキットの現場に来ているのはほんの一部で、僕たちが常に最高のパフォーマンスを発揮できるように、その他にも大勢のスタッフがファクトリーで精力的に働いている。

 今年、僕たちは、純粋な優位性を示してきた。それを皆、心から誇りに思っていいと思う。

 レースのインラップの時、コース上に設置されたスクリーンで、ガレージの皆が喜び合っているのが見えた。最高の気分だったよ。この結果を今、心からエンジョイしている。でも、これが当たり前のことだとは思わずに、今後も努力していく。

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