アルピーヌCEO、アンドレッティ・キャデラックへのPU供給に合意済みと認める「まずはF1参戦を承認される必要がある」
アルピーヌCEOローラン・ロッシが、現在F1への参入を計画しているアンドレッティ・キャデラックがエントリーを承認された場合には、ルノーがパワーユニット(PU)を供給すると認めた。
今年初めにFIA会長が、F1への新規参入を望む者を確認するための“関心表明プロセス”(F1参入プロセス)のスタートを検討していることを明かし、その後、手続きが正式に開始された。承認された新チームは2025年以降に参戦することになる。
以前からF1参入を希望していたアンドレッティ・グローバルは、アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズと提携し、『アンドレッティ・キャデラック』としてF1エントリーを目指すと、1月5日に発表した。
アルピーヌF1チームが2月16日、2023年型F1マシン『A523』の発表会を行った際、アルピーヌCEOのロッシは、アンドレッティ・キャデラックがF1への参戦が可能になった場合には、アルピーヌ/ルノーがパワーユニットを供給することで合意していると語った。
「彼らがF1に参戦するライセンスを取得したら、我々がパワートレインを供給するということで合意した」とロッシはロイターに対してコメントした。
「だが、彼らがF1サーカスに加わる力があると証明できるかどうかは、彼ら自身にかかっている。申請書を提出し、F1サーカスとチームの全般に価値をもたらすことができると証明して、ハードルを乗り越え、プロセスを進めていく必要があるのだ」
「証明するのは彼らであり、それを他の者たちが評価する。彼らが加わるなら、我々はそれを喜んで迎え入れる。彼らが加わることができないのであれば、全体的にうまくいかなかったということになるだろう」
既存パワーユニットマニュファクチャラーのなかで、ルノーだけが1チームしか供給先を持っておらず、それは自身のワークスチームのアルピーヌだ。
「(カスタマーチームが)あればそれは素晴らしいが、なければならないというわけではない」とロッシは言う。
「ふたつめのチームがあれば、4台でデータを蓄積していくことができる。だが、(カスタマーチームを持つことは)負担にもなるので、完全に適切な体制を整える必要がある。2年前にはそれが整っていなかった」
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