2023年F1第2戦サウジアラビアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはセルジオ・ペレス(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(50周/50周)
チームとしてかなりのポイントを稼げた。僕としては、予選7番手から5位にポジションを上げられたことが最大の成果だ。予選の順位がもう少し良ければ、レースの結果もこれより良かったかもしれないけど、まあポイントは獲れたのだからいいだろう。
今週末、僕が直面した最大の問題は、マシンのセットアップだった。予選ではセットアップを間違い、レースでも良くなかったために苦戦したんだ。ハードタイヤでロングスティントをやるつもりだったが、セーフティカーが出動してピットに入らざるをえなくなった。どうにかミディアムで走り切ることはできたものの、やはり第2スティントは長く感じたね。それでも、タイヤのデグラデーションはバーレーンの時ほどではなく、前にいるドライバーたちの一部に対しては、前戦よりずっと近いところを走れた。
結果としてトップ5に入れて、それもフェラーリ勢の前なのだから悪くない。まだやるべきことは多いものの、この週末にはポジティブな成果もいくつかあった。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(50周/50周)
熱心に努力を注いで、それが実を結んだ時には、満足感と共にサーキットをあとにできる。今日、僕らは実力で2台のフェラーリよりも前でフィニッシュした。そして、まもなくマシンのパフォーマンスが大きく向上することも分かっている。レッドブルとの差は依然として大きいものの、この週末には今後に役立つポジティブなことがいくつもあった。これからも自分たちのやるべきことに集中して、できる限りハードに戦い続けるよ。
なかなか興味深いレースだった。セーフティカーの出動後は、僕がハードタイヤ、背後のルイスがミディアムで、最初は彼の方が少しペースが良かったけど、終盤にはこちらのペースも上がることは分かっていた。フェルナンドはポディウムに上がるに相応しいレースをした。僕は4位で満足だよ。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(50周/50周)
今日のこの結果に満足している。(シーズン)2回目の表彰台を獲得した。僕たちチームは速さで2番目の位置に来ることが可能だということを証明したんだ。レースを通してペースは良かった。
グリッド上のスタートポジションについては僕のミスだ。その後、(ペナルティで失った)タイムを補おうと、プッシュした。
今週末を前にして、自分たちがどの位置にくるのか、正確には予想できずにいた。今後の数戦に向けて、この結果は良いニュースだ。次のオーストラリアが楽しみだよ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=2位(50周/50周)
レースの序盤はトリッキーだった。グリップがとても低くて、前の隊列についていくのが難しかったんだ。でも状況が落ち着いた後、ポジションを上げていくことができたし、その後のセーフティカーも少し助けになった。
冷静さを保って一台一台追い抜いていくことが重要だった。2位はほぼ今日の目標どおりだ。可能な限り挽回することが今日のレースのテーマだった。予選でポールポジションを獲っていれば、今日のレースは全く違うものになっていただろう。
レース終盤にチェコとの差を縮めていったけれど、僕たちの計算では、フィニッシュの時点で追いつくのは無理だと分かった。追いかけてプッシュしているなかで、(マシンに)バイブレーションを感じるようになり、不安定さを感じ始めた。そういう時には、2位でレースを終える方がいいと自分に言い聞かせた方がいいときもある。
チーム全体で、2台のマシンの信頼性を確実なものにするために取り組まなければならない。とても速いマシンだが、それでももっとやれることはある。
メルボルンではクリーンな週末を過ごして、最大の結果を出したい。今の展開に満足しているけれど、シーズンは長いからね。
(レース後の会見で語り)2位まで挽回できたのはいいことだし、チームの皆も満足している。でも個人的にはハッピーではない。僕は2位になるためにここにいるんじゃないからね。
自分たちもファクトリーの皆も、ここにいい状態で着くことができるように頑張っている。すべてのことが完璧になるようにとね。なのに、挽回が目的のレースをしなければならないなんて。そういうレースは好きだし、やるのはかまわないけれど、タイトル争いをしていて、タイトルを2台で争っているようなときには、2台とも信頼性の高いマシンにする必要がある。
終盤、(ペレスとの)ギャップを縮めようとしていた時、リヤのドライブシャフトにバイブレーションを感じた。チームは何の問題も確認できないと言っていたが、バイブレーションが始まってから、バランスに何か変な部分があったのは間違いないと思う。それで計算してみた。残り10周では、すぐそばまで追いつくことはできないと思った。マシンに問題が起こるよりは、2位でよしとする方がいいと考えたんだ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=優勝(50周/50周)
スタートは全然良くなかったが、フェルナンドの前に戻った後は、2番手以下に十分なギャップを築くことができた。そうしたらセーフティカーが出動した。(セーフティカーのタイミングが悪くてリードを失った)2022年のジェッダを思い出したよ……。
セーフティカー出動後はレースを一からやり直すことになった。その後、再度ギャップを築き、それを維持することができて、本当によかった。終盤はマックスが後ろからプッシュしてきたけれど、ギャップを保つことができたんだ。
ミルトン・キーンズのスタッフ、サーキットの現場に来ているスタッフ全員が今シーズン、これほど素晴らしいマシンを作ってくれた。こんな風にプッシュし、結果を出すことができるこのチームの一員でいることがうれしい。自分たちを誇りに思うよ。このチームは高いレベルで仕事をしている。そのメンバーだというのは素晴らしいことだ。
シーズンは長いということを忘れてはならないけれど、今夜、僕たちチームは素晴らしい結果を出した。
(レース後の会見で語り)終盤の(フェルスタッペンとの)レースは楽しかったよ。彼がコンマ1秒速く走れば、僕がコンマ1秒速く走るという感じで、互いをプッシュし合った。一時はチームから一定のペースを守るように言われ、その後、プッシュしろと言われたり、ペースを保てと言われたり、いろいろなことがあった。
セーフティカーが出た時には、去年のことを思い出して「またかよ」って思ったけれど、幸い今年はまだピットストップを済ませていなかった。
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