ストロールのリタイア原因は「エネルギー回収の問題」と代表が発言。根本的な原因は調査中/F1第2戦
アストンマーティンは、先週末のF1第2戦サウジアラビアGPでランス・ストロールがリタイアした原因を特定しているが、不具合の根本的な原因についてはまだ究明できていないという。
5番グリッドからレースをスタートしたストロールは、序盤に4番手という力強い走りを見せ、13周目にミディアムタイヤからハードタイヤに切り替えた。しかしコースに復帰して3周後に、ストロールはチームのピットウォールからマシンを止めるように指示された。ストロールはそれにしたがってターン16でマシンを停止させた。
「6周や7周くらい、ラップごとにパワーを失っていた。毎周回に1秒半ずつくらいだ。最終的にゲームオーバーになった」とストロールはレース後に語った。
「彼らはブレーキに消火器をかけたが、エンジンからも煙が出ていた」
レース後にストロールのマシンはガレージに戻された。最初の調査では、AMR23にエネルギー回収についての問題があることが判明したが、何が問題を引き起こしているのかその時点では不明だった。
チーム代表のマイク・クラックは、「ランスが早い段階でエネルギー回収の問題でリタイアせざるを得なかったのは本当に残念だ。なぜなら彼は力強いペースを出していて、今夜も多くのポイントを獲得するはずだったからだ。原因は今も調査中だ」と語った。
サウジアラビアではまだ右手首をいたわっていたストロールは、今シーズンに多くのポイントを獲得する2度目のチャンスを逃したことに当然ながらがっかりしていた。
「これほど有望な週末にグランプリからリタイアするのは残念だった」とストロールはレース後にコメントを寄せた。
「素晴らしいスタートを切ったし、カルロス(・サインツ)をターン13のあたりで外側からオーバーテイクするのは本当に楽しかった」
「望んでいた結果ではなかったが、自分たちにはとても競争力の高いマシンがあることを認識したうえでサウジアラビアを離れ、次回はオーストラリアでの戦いに向かうよ」
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