ゲームから掴んだプロレーサーの夢。日本で活躍したヤン・マーデンボローの実話を描く映画『グランツーリスモ』9月に劇場公開へ
人気ドライビングゲーム『グランツーリスモ』からプロレーサーへの夢を掴む実話を描く映画が、9月に日本全国の映画館で上映される。5月2日(火)にはその公式トレーラーが公開された。
映画版グランツーリスモのストーリーは、ゲーム三昧の日々に父親から呆れられた主人公が、グランツーリスモのトッププレイヤーをプロレーサーとして育成するために設立された「GTアカデミー」に参加するチャンスを得て、ライバルと競い合いつつレーシングドライバーとしての夢を掴むというモノ。ただのゲーマーだと吐き捨てた”育成係”の元レーシングドライバーも、トレーニングなどを通じて主人公への信頼が芽生えていく様子も描かれているようだ。
モデルとなったのは、日本のスーパーフォーミュラやスーパーGTなどを走ったヤン・マーデンボロー。ゲームを通じてレーシングドライバー転向へのチャンスを掴むドライバーが増えて久しい今日この頃だが、マーデンボローはその先駆け的存在……プレイステーション、日産、ポリフォニー・デジタルの提携によって2008年に設立されたGTアカデミーを2011年に卒業し、2015年には日産のLMP1マシンでル・マン24時間レースへ参戦した。
2016年からマーデンボローは活動拠点を日本に移し、スーパーGTのGT300クラスと全日本F3に参戦。2017年はGT500、スーパーフォーミュラと箱車レースとフォーミュラレースの両方でステップアップを果たした。
2018年からはGT500のみに参戦。2020年末にはシートを失ったが、スーパーGTだけでなくLMDhマシンやLMP2マシンでの耐久レースへの復帰も目指しているとマーデンボローはmotorsport.comに以前明かしてくれた。
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