【角田裕毅F1第7戦分析】攻めないとタイムの出ないモナコ。FP2後半に左フロントをヒットも、攻め方は変えず
ホンダが2026年からアストンマーティンにワークス体制でパワーユニットを供給するという新たなチャレンジを発表したことについて尋ねると、角田裕毅(アルファタウリ)はこう言って笑った。
「ホンダ・ファミリーの一員として、非常にうれしい情報ですし、日本人全員、特にホンダ育成のいまのドライバーたちにもとてもいいニュースだと思うので、これからがすごく楽しみです」
角田はホンダの育成ドライバーでもあるが、レッドブル・ドライバーでもある。ホンダがレッドブルから離れ、アストンマーティンとタッグを組む2026年以降をどう考えているのか。
「ドライバーとしては、いろんなチームからオファーがもらえて、いくつかのオプションからベストな選択ができるドライバーになりたいです。レッドブルだけでなく、もちろんアストンマーティンだったり、それ以外のチームからも求められるようなドライバーになりたい」
さらに1週間前には、チームの地元で開催されるはずだったエミリア・ロマーニャGPが大雨による洪水で中止になった。なお、国際自動車連盟(FIA)によれば、第6戦として開催されるはずだったエミリア・ロマーニャGPは中止になったものの、モナコGPは2023年の第7戦として開催されるという。そのモナコGPに向けて、角田は中止になったエミリア・ロマーニャGPの分まで頑張りたいと語った。
「災害を受けたエミリア・ロマーニャ州の人たちに少しでも勇気を与えられるような走りをしたい」
しかし、初日のフリー走行2回目のセッション終盤に、ヌーベルシケインのイン側のガードレールに左フロントタイヤを接触。マシンに大きなダメージはなかったが、ピットインした角田のマシンが再びコースに出ることはなかった。
「内側に少し攻めすぎた」
接触した原因を、角田はそう説明した。
ガードレールに囲まれた典型的な市街地コースのモナコでは、攻めればガードレールに接触する。しかし、攻めないとタイムが出ない。だから、土曜日に向けても攻める姿勢は変わらない。
「少しマージンを(多めに)取りますが、攻め方は変えないです」
熱い走りで日本のファンだけでなく、被災したイタリアのファンに勇気を与えるアタックを行ってほしい。
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