アロンソ、攻撃的なタイヤ戦略に不満なし「オール・オア・ナッシングでいこうと決めていた」
アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、F1モナコGPを2位でフィニッシュ。今季最高リザルトを更新したが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を倒すことはできなかった。
アロンソは皮むきしたハードタイヤでレースをスタート。一方のフェルスタッペンはミディアムタイヤを履いていた。
序盤はフェルスタッペンがリードを拡大していったものの、タイヤのデグラデーションもあり、2台のギャップは9秒前後で一進一退の状況となった。
フェルスタッペンが動くに動けなかったのは、雨が降り始める懸念があったからだ。ミディアムタイヤを履くフェルスタッペンが先にピットに入り、アロンソがピットインする前に雨が降ってきてしまえば、フェルスタッペンはピットストップ1回分ロスすることになってしまう。
そして52周目、ついにミラボー周辺で雨粒が落ち始める。しかし雨が降っているのはコースの一部で、各チームは難しい決断を強いられた。
アロンソは55周目にピットインし、ミディアムタイヤを装着。一方でフェルスタッペンはインターミディエイトタイヤを履き、判断が分かれることになった。
しかしアウトラップの時点ですでに雨が強まっており、アロンソは2周でミディアムタイヤを諦め、再度ピットインしてインターミディエイトタイヤを履かざるを得なかった。
後方との差が大きかったことから、アロンソがポジションを落とすことはなかったが、20秒以上をロスしたことで、今季初優勝を目指すチャンスを失ってしまった。
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