ハミルトン「フェラーリに勝てた!」と大満足。”特殊”なモナコでアップデートの効果も実感

 

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1モナコGPで自身が4位、チームメイトのジョージ・ラッセルが5位に入ったことを「フェラーリを上回ることができた」と喜んだ。
 ハミルトンは5番グリッドから、ミディアムタイヤを履いてレースをスタート。そして入賞圏内を争うマシンとしては最も早く、31周を走り切ったところでピットインし、ハードタイヤに履き替えた。
 ここでポジションを上げることはできなかったが、レース終盤に雨が降った際、フェラーリのカルロス・サインツJr.がミラボーでオーバーランしたことでひとつ順位を上げることに成功。表彰台にあと一歩まで迫る4位でフィニッシュした。
「良い結果だ。チームとしては、全体的に良い形で改善することができたし、僕らは前進できたと思う。今日のようなトリッキーなレースで4位と5位を獲得できたのは、本当に素晴らしい結果だと思う」
 ハミルトンはレース後にそう語った。
「今日のチームは、戦略に関しては堅実な仕事をしてくれた。そして、フェラーリの上でフィニッシュできたんだ。素晴らしいと思う」
 とはいえ、レース終盤の雨は、ドライブするのが非常に難しかったという。
「とてもトリッキーだった。言葉では説明できないくらいだよ」
 そうハミルトンは言う。
「僕としては、インターミディエイトタイヤを発熱させることができなかったと思う。つま先で立っているような状況だった。そして、僕らのクロスオーバーの判断は正しかった」
「少しトリッキーだったけど、ミスはなかった」
「タイヤがなかなか機能しなかったから、まるで氷の上を走っているような感じだった。でも、しばらくするとタイヤに熱が入り、問題がなくなり始めた」
「危うくコースアウトしてクラッシュするところだったけど、大丈夫だった」
 なおメルセデスはこのモナコGPで、マシンをアップデート。この効果を感じつつあるも、その真の効果を確認するには、次のスペインGPを待たねばならないと、ハミルトンは語る。
「バルセロナは、僕らにとって最高のベンチマークになるサーキットだと思う。ここでその効果を知るのは難しかった。クルマは本当に硬かったし、凹凸もたくさんあって難しかった」
「でも、マシンのいくつかの部分が良くなっているのには、間違いなく気がついた」
「マシンは進歩し、一歩前進できたように思う。来週は全ての中速コーナーをプッシュできるサーキットだから、効果をより感じられることになるだろう。どうなるかは分からないけど、全体的に僕らにとってプラスだったと思う」
 
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