F1分析|抜けないモナコに見るレースペースの差……このままでは今季のフェラーリは未勝利かも

 

 先日行なわれたF1モナコGPの決勝レースを圧倒的な強さで制したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。これで今季4勝目。まさに圧倒的な強さで、他車を圧倒し続けている。
 モナコは狭く曲がりくねったモンテカルロ市街地コースが舞台であるため、いつものサーキットとは異なり、タイヤのデグラデーションよりもコース上でのポジションが重視される。それでも、レース中のペース推移を分析していくと、いかにレッドブルが強いのかがよく分かる。
 下のグラフは、スタートからレースの51周目までのペース推移をグラフ化したもの……つまりドライコンディション時のペースの推移を表したものだ。ひと目で、フェルスタッペン(青線)が圧倒しているのがお分かりいただけよう。
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