モナコで今季初表彰台のアルピーヌ、今季マシンA523は”モナコ専用機”ではないと主張「次のスペインでも、同じように強いはずだ」

 

 F1モナコGPでエステバン・オコンが3位、ピエール・ガスリーが7位と、今季最高の結果を手にしたアルピーヌ。同チームのスポーティング・ディレクターを務めるアラン・パルメインは、今季用のF1マシンA523はモナコだけでなく、他のサーキットでも速さを発揮できるはずだと自信を示している。
 アルピーヌはモナコGP決勝を、オコンが3番グリッド、ガスリーが7番グリッドからスタートした。この決勝レースは、雨が降るなど難しいコンディションとなったが、アルピーヌの2台は粘り強く走り、スタートと同じ順位でフィニッシュ。今季ここまでで最高の成績を手にした。
 スポーティング・ディレクラーのパルメインは、今回の好結果はモナコ特有のものではなく、最近投入したアップデートが功を奏したと主張する。そして、次のスペインGPでも、同じような結果を手にできるはずだと自信を見せた。
「正直に言って、ほとんど同じだと思う」
 パルメインはそう語った。
「我々のマシンは、モナコ専用機ではない。イモラに向けてアップデートを準備し、そして今回アップデートを投入しただけだ。マシンはうまく機能している」
「私は次のレースでメルセデスの前に立つこと、そしてフェラーリと同じポジションにいることを、大いに期待している」
「マックス(フェルスタッペン/レッドブル)は遠過ぎるし、チェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)も普通に戦えれば同様だろう。フェルナンド(アロンソ/アストンマーチン)とは非常に難しい戦いになるはずだ。でもマイアミのように、メルセデスやフェラーリと互角に戦えない理由が理解できないよ」
「マイアミでは、最終的に彼らは我々よりも少し速かったが、それでも我々は、彼らと戦い続けることができた」
 しかしパルメインは、モナコでこれほどまでうまくいくとは予想していなかったとも明かした。
「正直に言うと予想外だ」
 そうパルメインは語った。
「低速コーナーが存在するストリートサーキットであるバクーのことを思い出すと、悪夢が待っていた。我々はそこで後方からスタートすることになってしまった。そのことを引きずりたくはないが、少なくともマシンがまともであることは分かっていた」
「メルボルンでも好調で、ジェッダでもまずまずだった。マイアミでも好調だった。だから、ここで喜びの声を上げられることは分かっていたんだ」
「でも表彰台は期待していなかった。ただ予選の後では、表彰台を狙っていたよ」
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