F1、2024年の南アフリカGP開催計画を一時ストップ。ロシアへの武器供与疑惑がキッカケに?

 

 F1は2024年に南アフリカGPを復活させるプロジェクトを進めてきたものの、この計画は一時中断されたようだ。
 F1は世界選手権という地位を確立するべく、アフリカ大陸でのレース開催を切望してきた。そして1993年に最後の南アフリカGPを開催したキャラミ・サーキットが、アフリカでのグランプリ開催最有力候補地とされてきた。
 F1のステファノ・ドメニカリCEOはこの1年間、サーキット関係者や南アフリカGPの関係者とミーティングを重ね、2024年に同GPを復活させようとしてきた。COVID-19の影響で中止となった中国GP、洪水の影響で中止となったエミリア・ロマーニャGPの2戦の代替開催として、2023年のカレンダーに加えるという話が出たこともあった。
 しかし2024年開催に向けた交渉は決裂し、南アフリカGPの復活は少なくとも2025年まではお預けとなったという。motorsport.comの調べでは、2024年の南アフリカGP開催について、契約期間が満了する前にイベントが崩壊する可能性があるとF1側が懸念を抱き、非持続可能的な計画を進めることに難色を示したことが原因のようだ。
 キャラミでの南アフリカGP開催計画が一時中断されたのは、南アフリカが政治的に”良好な”関係を維持しているロシアに武器を供与していると駐在アメリカ大使が非難したことがキッカケだ。F1は昨年、ロシアがウクライナへの侵攻を開始したことを受けて、ロシアGPの開催契約を打ち切っている。
 ドメニカリは2022年、アフリカでのグランプリをカレンダーに加えたいという意向について、次のように説明していた。
「F1を開催したい地域は世界中にあり、我々が開拓していきたい地域のひとつがアフリカだと思う」
「我々は世界選手権であり、アフリカは欠けているエリアだ」
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