予選番長はもう嫌だ! ハースF1のヒュルケンベルグ「土曜と日曜でバランスをとらないと」
2023年のF1は第8戦スペインGPまでが終了し、第9戦カナダGPの開催を今週末に控えている。シーズンの3分の1を消化した今、ハースのニコ・ヒュルケンベルグはチームとしてよりレースを重視する方向へシフトしなくてはならないと語った。
ヒュルケンベルグはスペインGPの予選で9番手と速さを発揮。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)のペナルティもあり、8番グリッドからの決勝レースをスタートすることになった。
彼はレース序盤こそスタートポジションを維持していたが、わずか8周でソフトタイヤを放棄しなくてはならず、その後ミディアム、ハード、ミディアムとつなぐ3ストップ戦略を採ることになり15位でフィニッシュ。なおスペインGPで3ストップとなったのは、チームメイトのケビン・マグヌッセンを含むハースの2台のみだった。
関連動画:
ハイライト|2023年F1第8戦スペインGP決勝レース
ヒュルケンベルグは予選での1発アタックのパフォーマンスが良いことは歓迎できるものの、チームはよりレースで力を発揮できるようにする必要があると語った。
「むしろ逆のほうがいいよね」
予選ペースについて質問されたヒュルケンベルグは、そう答えた。
「でもこれが僕らがこれまでのレースで見てきた特性と傾向なんだ。僕らは土曜日(の予選)と日曜(の決勝)でよりバランスを取れるように試みなくちゃいけない」
「もちろん予選での好結果は素晴らしいと思う。期待を高めてくれるモノだからね。ただ日曜日にスローダウンしてしまうことへの対処や、皆への説明は難しい。だから長期的な将来のために作業が必要だと僕は思う」
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